ホンダ フィット【スクープ!】
2013/04/04
ホンダの屋台骨を支えるコンパクトカー、フィットが2013年9月までにフルモデルチェンジされる。新技術が盛り込まれ、2013年の日本カー・オブ・ザ・イヤー最有力候補といっても過言ではない
燃費競争に勝つべく最新技術を投入
ハイブリッドはアクアを超える低燃費を実現
次期フィットは国内で過熱する燃費競争に打ち勝つべく様々な試行錯誤が繰り返されたという。注目したいのはハイブリッド車だ。エンジン排気量は1.5Lに拡大され、アトキンソンサイクル化。より高効率なエンジンとなった。
ハイブリッド車のトランスミッションには新開発の7速DCT(デュアルクラッチミッション)が用いられる。これは国産コンパクトカーでは初採用となる。また、モーター駆動用のバッテリーにリチウムイオンが採用されるという噂もささやかれている。
ハイブリッド仕様のJC08モード燃費は、ハイブリッド専用車であり実質的なライバルともいえるトヨタ アクアの35.4km/Lをしのぐ36.5km/Lに達する見込み。エンジンと駆動系の間にクラッチを挟むことで、従来のホンダのハイブリッド「IMAシステム」では不可能だったEV走行が可能になったことも燃費向上に貢献している。
1.3Lガソリン車では、マーケットでひしめき合う競合車を打ち負かす狙いで新技術を採用。どうやらマツダがアテンザで初めて実用化したキャパシタ(大量の電気を素早く充放電できる蓄電器)を採用するようだ。これにより、現行型の国内仕様には設定されていないアイドリングストップ機構が盛り込まれる。1.3L車のJC08モード燃費は26.5km/Lとなる見込みだ。
最後に、File No.147で紹介したフィット4ドアだが、どうやらフィットから独立した派生車種として登場することになりそうだ。世界的には多彩なパワートレインが用意されるようだが、日本仕様はハイブリッドに一本化される模様。さらに、フィットベースのCUV(クロスオーバーユーティリティヴィークル)も計画されているという。
※2013年4月4日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
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