調査報告書 2012年10月
File No.150

日産 シルフィ

※2012年10月25日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

日産 シルフィ|ニューモデル速報
日産 シルフィ リアスタイル|ニューモデル速報日産 シルフィ インパネ|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

伝統の名前を捨て、シルフィとして一新

日産のミドルクラスセダンとして親しまれてきたブルーバードの名称が、1959年以来、53年を経てついに終止符を迎えるようだ。次期モデルでは、現行のブルーバードシルフィからシルフィに名称が変更される。

実は次期モデルはすでにワールドプレミアされた中国ではシルフィ、北米ではセントラとしてリリースされている。世界戦略車である新型シルフィは、全幅が現行比+65mmの1760mmに拡大された3ナンバー車なのだ。

これはグローバル視点に立ち、日本独自の規格といえる5ナンバー枠にとらわれるよりも、海外の競合車に引けを取らない存在感と居住性を優先すべきという判断の結果だ。拡げられたスペースは、フロント左右席のショルダールームのサイズアップや、内外装デザインのボリュームや抑揚の向上などに有効活用されている。

エンジンは、吸排気それぞれのバルブ開口タイミングが重なり合うことで、吸気する際の抵抗を抑えるツインVTCを用いた新開発のMRA8型1.8Lユニットを採用。組み合わされるトランスミッションは副変速機付CVTとなる。燃費性能はJC08モード:15.6km/Lに改善されるものの残念ながらエコカー減税対象とはならないようだ。

一方、エコドライブを促す機構が新たに採用される。アクセルの踏み過ぎをメーターパネル内のゲージで知らせるECOペダルガイドや、パワートレインを制御することで実用燃費アップに貢献するECOスイッチ、スムーズな発進が行えるペダルアシスト制御などが、全車に標準採用される。新型シルフィは年内にも日本の道にお目見えする予定だ。

以上