高級車の代名詞といえば、スリーポインテッドスターでお馴染みのメルセデス・ベンツです。現在は様々なタイプがリリースされていますが、やはり主流となるのはCクラス。今回は、そのCクラスのステーションワゴン版、Cクラスワゴンをご紹介します。

3代目となる現行型のCクラスワゴンが登場したのは、セダンの登場から遅れること10ヵ月の2008年4月。基本的にはベースとなるセダン同様、よりスポーティな味付けとなって登場しました。

足回りには“セレクティブダンピングシステム”と呼ばれる可変ダンパーを装備するほか、車速感応式ステアリングやボディ剛性の向上、さらにはエンジンを低く後方に配置するといった技術を採用。これら“アジリティコントロール”により、俊敏性だけでなく、快適性も備えた走りを実現しています。

グレード体系は大きく2つに分けられ、スポーティさを前面に出した“アバンギャルド”と、高級感を重視した“エレガンス”が用意されています。それぞれフロントマスクが異なるなど、キャラクターに合わせたデザインとなっています。

初期モデルのエンジンは、直4の1.8Lにスーパーチャージャーを組み合わせたC200コンプレッサーのほか、V6の2.5L NAエンジンの2種類をラインナップ。ミッションは、1.8Lモデルが5AT、2.5Lモデルは7ATとなっています。

さて、Cクラスのセダンが200万円を切ってきたことは、以前にもこのおいしい中古車でご紹介したとおりですが、いよいよワゴンも100万円台の中古車が登場してきました。

それは走行距離8.3万km+修復歴なしのC200コンプレッサー アバンギャルドです。最安値の場合、走行10万kmオーバーの多走行車か、修復歴ありのことが多いのですが、この中古車はまだまだ長く乗れそうな1台です。

走りの質や高級感はもちろん、ステイタス性も備える現行型のCクラスワゴン。それが100万円台で買えるなら、間違いなく“買い”でしょう!

Text/金子剛士

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スタイリングは“アバンギャルド”と“エレガンス”で大きく異なる。写真のアバンギャルドは、大きなスリーポインテッドスターがポイント

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インテリアの質感の高さはいわずもがな。見た目を重視する国産の仕立てとは異なる高級感を備えている。飽きのこないシンプルなつくりも特徴

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ラゲージルームの最大積載量は1465L。特別ゆとりがあるわけではないものの、フラットな床面や出し入れのしやすさなど、使い勝手に優れる