調査報告書 2012年3月
File No.135

ホンダ ステップワゴンハイブリッド

※2012年7月5日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

ホンダ ステップワゴン予想イラスト|ニューモデル速報
ホンダ 2Lアトキンソンサイクルエンジン|ニューモデル速報ホンダ ハイブリッド用2モーター|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期2014年7月
●全長x全幅x全高:4690×1695×1825(mm)
●搭載エンジン:2L 直4+モ−ターほか

新方式の2モーターハイブリッド方式を採用

根強い人気の5ナンバー背高ミニバン。トヨタのノア/ヴォクシー、日産 セレナは2011年度で、年間9万台以上を販売している。同約5万台強とライバルにやや水を開けられてしまったステップワゴンだが、早くも次期型の情報をキャッチした。

5代目にあたる次期ステップワゴンには、どうやらハイブリッド仕様がラインナップされるらしい。ホンダは今秋デビューする次期アコードに新開発の2モーター式ハイブリッドユニットを搭載する見通しで、このユニットを流用することになるだろう。

この新世代ハイブリッドは、HV戦略を進めるトヨタに照準を当てたホンダ肝いりのシステムだ。パワートレインは、2L直噴のアトキンソンサイクルエンジン(写真右上)に、120kWの高出力でEV走行を実現する2つの電気モーター(写真右下)を組み合わせる。低燃費とCO2排出量の低減を実現し、高い環境性能が達成されることだろう。

ホンダのシステムのユニークな点は、モーターの動力を必要としないような状況では、動力動線からモーターが切り離されて、エンジンと駆動輪が直結状態になることだ。モーターが切り離されることで、不要時に抵抗になってしまうことを回避。トヨタのシステムとは異なり、高速走行時にはダイレクトで効率の良い状態が実現する。

内外装デザインは検討段階にあるため、まだ予想の範囲は出ないが、ライバルに差をつけられている現行モデルの雪辱を果たすべく、アグレッシブで個性的なルックスに仕立てられることに期待したい。ホンダ独自のリア床下に反転格納できる3列目シートなど、オリジナリティに磨きがかかることは言うまでもない。次期ステップワゴンの登場は2014年夏の予定。

以上