調査報告書 2012年2月
File No.118

トヨタ プリウス

※2012年2月23日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

トヨタ プリウス予想イラスト|ニューモデル速報
トヨタ プリウス現行モデル後方視界|ニューモデル速報トヨタ プリウス次期モデル後方視界|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期2014年12月
●全長x全幅x全高:4495×1745×1485(mm)
●搭載エンジン:1.8L 直4+モーター

リアに樹脂ゲートを採用し、後方視界が大幅アップ

2009年5月にデビューした3代目プリウス。登場時は納車待ちが生じる空前のヒット作となった。その後、ブレーキの不具合騒動などもあったが、いまなお販売は好調だ。そんなプリウスの次期モデルとは。

スクープ班は、リアゲートに関する情報をキャッチした。現行プリウスでは、リアのハッチゲートにアルミ素材を使用している。燃費改善のための軽量化を考慮した結果なのだが、アルミではコストがあがってしまうという問題も抱えていた。そのため、より一層の原価低減を図るべく、樹脂素材をゲートに起用する案が検討されている。

樹脂化することで、一説によると数万円のコスト低減効果があるといわれている。さらに、燃費性能にダイレクトに効いてくる重量も5kgの軽量化が図れるようだ。もうひとつ大きなメリットとしては、現行モデルで上面とリアエンド(垂直面)に分かれているリアのウインドウ(写真右上)が、樹脂パネル化されることで一体化できるようなのだ。

メリットばかりの樹脂化だが、デメリットもある。ウインドウを上下に仕切るガーニッシュには、現在スポイラーが装着されている。もし、樹脂化された際には、スポイラーがどのように備わるのか。これは今後の検討事案として残されている。また、軽量化はともかく、ゲートやウインドウに樹脂を用いることでの品質面も心配される。

しかし樹脂化に関する品質面での不安は払しょくされていると考えて良さそうだ。現在、樹脂パーツとしては、プリウスαのクリアルーフで実用化されている。さらに、ゲートへの使用に関しては、2012年夏にデビュー予定の次期カローラフィールダーに採用される計画だ。もはや量産車への採用のめどは立っていると考えて間違いないだろう。

以上