手軽にFRを楽しむならシルビアがオススメ
スポーツカー受難の時と言われる昨今、先日、日産からスカイラインクーペが登場しましたが、まだまだラインナップが少ないのが実情です。ところが中古車に目を向けてみると、スープラやシルビア、インテグラタイプR、RX-7、GTOなど魅力的なクーペがズラリ。性能やスタイルなど個性あふれるモデルの中から好みの一台を選ぶことができます。

が、ネックになるのはやはりお金。ファンはいるのに車は絶版となり、流通台数が少ないことから、比較的高値の車が多いのです。そこで今回は、手軽に買えるFRスポーツという観点で、日産が誇るスポーツカーの雄、シルビアをご紹介します。
日産 シルビア フロントスタイル 日産 シルビア リアスタイル
↑ターボモデルのスペックRとはボディサイドのエンブレムが違う。が、シルビアならではのスタイリッシュなスタイリングは同一のものだ

その中でもオススメしたいのは、最終型となるS15シルビア。「ちょっと待て!S15シルビアは人気があるから高いだろ?」とお思いの方。その通りでございます。ただ、高いのはターボモデルであるスペックR。NAモデルのスペックSは理不尽なくらい安く売られているんです。もちろん性能は大きく異なります。馬力はスペックSの165psに対し、スペックRは250ps。ミッションもスペックRには6MT(スペックSは5MT)が搭載されています。動力性能は明らかにスペックRが優れています。

ターボ/NAで価格差はなんと100万円!
しかし、これだけのハイスペック、その凄さを味わうにはやはり場所を選ぶというのもまた事実。その点スペックSは、スペックRのイメージに引っ張られ影の存在となっていますが、走らせてみればその乗り味はやはりスポーティ。場所を選ばずに、しかも性能を使い切れるという点で圧倒的に後者のほうが楽しめると思われます。
日産 シルビア インパネ 日産 シルビア 走行シーン
↑インテリアはいたってシンプルでクーペらしく硬派なもの(左) ノンターボといえども、FRらしいスポーティな走りがを楽しむことができる

じゃあどれだけ安いんだ、と。これが50万円程度の価格差だったらスペックRを選ぶという人も多いでしょう。では実際の物件を同じような条件で比較してみると、

スペックR:H11年式+走行4.7万km+6MT+修なし=173万円
スペックS:H11年式+走行4.6万km+5MT+修なし=69.8万円

なんと100万円以上も違うんです。これが数百万円もするような車なら大した差ではないかもしれませんが、100万円台で買える車なのにこれだけ安く買えるというのは驚きです。なにせ半額以下。スペックSを2台買ってもお釣りが来ちゃうんですから。手軽にFRスポーツを楽しみたいとか、操る楽しみを存分に味わいたいという人には、このスペックSが断然オススメです。

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