今週のイチオシ

“上質”の2文字が似合う6気筒エンジン


シルクのような滑らかさをもちつつも、湧き上がるパワーが感じられる…そんなエンジンフィールを得られるのが6気筒エンジンの魅力ではないでしょうか。言葉に置き換えるのなら“上質”という言葉がふさわしいように思います。普段は静かに、そして上品に振舞いつつも、状況が変われば低い咆哮を轟かせながら力強く加速していく…矛盾しているように思える2つの特性を、両方兼ね備えているといえるのが6気筒エンジンです。

今回のイチオシでは、そんな特長をもった直列・V型・水平対向の6気筒エンジンを搭載するFRと4WDのセダンを集めました。アリストやスカイラインなどのスポーティセダンから、BMWやM・ベンツといった輸入車まで幅広い車種が登場します。では、それぞれのエンジンタイプから代表車種を1車種ピックアップして紹介したいと思います。

■直列6気筒エンジン
BMW 5SERIES/BMW 5シリーズ (旧型)
BMW 5シリーズ “シルキーシックス”を搭載するスポーツセダン
BMWのアッパーミドルレンジを担うのが5シリーズ。4代目となるE39型は'96年に日本に導入された。大柄なボディサイズながらBMWらしいスポーツルックスにより、軽快な印象が与えらていれる。オールアルミ製のシャーシやエンジンによって、しなやかな乗り心地と高い運動性能を実現している

■V型6気筒エンジン
NISSAN SKYLINE/日産 スカイライン (旧型)
日産 スカイライン 新境地を切り開いた11代目スカイライン
“直6エンジン+FRレイアウトのスポーツセダン”という伝統が大きく変わったのが11代目となるV35スカイライン。V6専用の新プラットフォームを採用しボディ全体をひと回り大型化。従来からの走行性能を確保しつつも、快適性と乗り心地を今まで以上に重視したパッケージとなった

■水平対向6気筒エンジン
SUBARU LEGACY B4/スバル レガシィB4
スバル レガシィB4 徹底的な軽量化で優れた走行性能を実現
初代からのDNAは継承しながら、より一層スポーティさを強めた2代目B4。ボディ拡大による重量増を相殺するため、多くの部品を設計し直し、徹底的な軽量化が図られた。エンジン搭載位置の変更などにより4WDシステムをさらに低重心化させ、優れた運動性能とファントゥドライブを高次元で両立している

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