ニューモデルがデビューすると、俄然注目は新型に集まるが
安心かつお得な車を探しているなら高年式中古車がおすすめ
なかでも新型が登場したばかりの“旧型なりたて”は要チェック
新型登場で、熟成&装備充実の最終モデルが安くなっているからだ
そこで今回は、そんな“旧型なりたて”中古車の魅力を検証
本誌掲載の物件を取材しながらそのお買い得度を確認していこう!

ノアやデミオ同様に今が狙い目の“旧型なりたて”中古車はコレだ!
メルセデス・ベンツ Cクラス(旧型)
旧型販売期間:2000年9月~2007年5月
元試乗車が中古車市場に登場。新車時価格から70万円も安い!
メルセデス・ベンツCクラスは今年の6月にフルモデルチェンジを行った。高年式中古車の流通量は非常に少ないのが現状で、2006年以降の流通台数は14台に限られる。 しかしその中には走行距離わずか3000~4000kmという元試乗車も確認できた。今年2月登録のC180コンプレッサーアバンギャルドの元試乗車には、340万円台の価格が付けられており、新車時価格から約70万円安い。また新型最廉価モデルも450万円からなので、新車に対しても圧倒的に安いことがわかる。
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トヨタ イスト(旧型)
旧型販売期間:2002年5月~2007年6月
仕様変更で試乗車を入れ替え。今なら試乗車も選べる状況
イストは今年7月にフルモデルチェンジ。国産車の場合、仕様変更ごとに試乗車の入れ替えが行われるため、高年式だと最後のマイナーチェンジを行った2005年式とモデルチェンジした2007年式に走行距離わずかの元試乗車という物件が存在。どちらもモデルチェンジ後の現在、かなり格安で購入できる状況だ。2005年式の場合、車検の残りが約1年で100万~110万円。当時の新車価格より20万~30万円安く、新車の最廉価モデルよりも50万円程度安いことになる。
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日産 エクストレイル(旧型)
旧型販売期間:2000年10月~2007年7月
新型登場で在庫を一斉放出!未使用車がかなり安く購入可能
8月にモデルチェンジしたばかりのエクストレイル。デミオと同じく販売店で確保していた在庫車が、新型登場とともに一斉放出されている。2007年式の物件は現在30台あり、1万km未満の元試乗車もあれば、走行距離10km以下という未使用車まで流通している。価格は175万~225万円。新車時価格より20万~50万円安い設定だ。当然、人気が高いものから売れていくので争奪戦は必至。特に色にこだわる人は今すぐチェックしたほうが良いだろう。
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スバル インプレッサ(旧型)
旧型販売期間:2002年8月~2007年6月
走行1万km以下の物件も格安。高年式セダンが超お買い得!
インプレッサは5月にモデルチェンジした。旧型はセダンとワゴンというラインナップだったが、現行モデルはハッチバックのみ販売されている。新型登場でお買い得感があるのはやはりセダン。WRXだけは高値を維持し続けているが、1.5LのiやRといったグレードは、元試乗車など走行1万km以下物件が格安価格で手に入る状況だ。それらの相場は80万~90万円が中心で、同モデルの最安値が69万円であることからも、相当安い価格になっていることがわかる。
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ミニ(旧型)
旧型販売期間:2002年3月~2007年1月
ベーシックモデルを中心に下落。値引きなしの新車よりかなりトク
新型ミニのデビューは今年の1月ということで、高年式のお買い得車は'06年式から探すことになる。人気のクーパーSは高値を維持し続けている状況だが、ベーシックなワン(と、その特別仕様車であるワン・セブン)や売れ筋のクーパーには買い得感の高いモデルが登場している。安いモデルだとワンで205万円、クーパーで215万円というものが数台ずつある状況だ。クーパーは新車時に255万円したモデルだから、40万円も安く買えることになる。
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Report /石川茂幸 Photo/安岡 嘉
※この記事は、カーセンサー関東版19号(2007年9月20日発売)の特集をWEB用に再構成したものです