クラシカルな雰囲気が良い! ボルドーレッドのシックな本革シート

ゴルフやポロが主役となった今でも、フォルクスワーゲンの代表車といえばビートル(タイプ1)を挙げる人は多いでしょう。1938年から2003年まで65年にわたって、2152万9464台が生産されました。このデザインをコンセプトにして、1998年から2010年まで生産されたのがフォルクスワーゲンニュービートルです。

ビートルほどではありませんが、生産期間が長かったニュービートルはマイナーチェンジや一部改良が数多く行われました。2008年3月の一部改良では、トランスミッションがアイシン製の6ATに統一されましたが、これと同時に設定されたのが、今回ご紹介する「ニュービートル ヴィンテージ」で、クーペとカブリオレの両方に用意されました。
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最大の特徴はカラー。ボディカラーはディープブラックパールエフェクトとリフレックスシルバーメタリックの2色を設定。そして内装は、2005年に発売された「ニュービートルカブリオレ ダークフリント」に設定されていた、ボルドーレッドの本革インテリアを採用。カブリオレはソフトトップにもガーネットレッドが組み合わされています。

ただし、どちらかといえば明るい色をまとうことが多かったビートルですから、このボディカラーと内装色がその往年のイメージを想起させるというわけではありません。あくまでニュービートルのクラシカルスタイルを際立たせるという意味での「ヴィンテージ」と言えるでしょう。

基本的には「LZ」がベースとなっているため、装備もそれに準じています。クルーズコントロールやリアの障害物接近を知らせるパークディスタンスコントロールなどを標準装備。エンジンは2Lの直列4気筒SOHCエンジン、足元はアルミホイールが装着されています。この内容で、新車時の車両本体価格はクーペが300万円、カブリオレが362万円でした。
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10月18日時点でカーセンサーnetに掲載されている中古車は14台。このうちクーペが6台で価格は203.7万~260万円。カブリオレが8台で価格は268万~295万円と、きっぱり価格帯が分かれています。全台修復歴なしで、走行距離はクーペ、カブリオレとも1万km台がボリュームゾーン。ただし価格と走行距離はあまり比例していないので、低価格かつ少走行車も存在します。

丸みを帯びた外観やテーブルのようなダッシュボード、インパネに備えられた一輪挿しなど、創意工夫に富んだニュービートル。その古風で飽きのこないスタイルは、ビートルともども時代を超えて愛される存在です。興味をもった方は下の検索窓に「ニュービートル ヴィンテージ」と入力して、検索してみてください。


Text/渡瀬基樹