第181回 スバル レガシィ B4/ツーリングワゴン ブリッツェン 【見つけたら即買い!?】
カテゴリー: クルマ
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2011/09/28
■ポルシェデザインとコラボした斬新デザイン
カール・ベンツが発明し、かつてはトヨタスポーツ800やVWビートルなど多くの名車に採用された水平対向エンジン。しかし、現在市販車に採用しているメーカーはスバルとポルシェしかありません。今回ご紹介するスバルレガシィB4/ツーリングワゴン(旧々型)に設定されたブリッツェンは、この2社にかかわりのあるモデルです。最初に登場したのは2000年2月。B4のみの設定で、2カ月限定の受注生産という形で発売されました。翌年2月に登場した2001モデルは、B4/ワゴン各1000台、翌々年の2002モデルは合計1500台、さらに2003モデルはB4のみ400台が生産されています。2008年8月には3L 6気筒のNAエンジンを搭載したブリッツェン6が発売されました。
ドライブトレインはベース車(B4はRSK、ワゴンはGT-B E-tune)に準じており、最高出力260psを発揮する水平対向4気筒ツインターボエンジンが搭載されています(ブリッツェン6はRS30/GT30ベースで、MAX220ps)。トランスミッションも5MT/4AT。足回りや4WDシステムにも基本的に変更はありません。
特徴的なのは外観。ポルシェの子会社であるポルシェデザインが手がけた特別な架装が行われています。エアロパーツとして、フロントバンパー、フロントグリル、サイドスカート、リアバンパー、リアスポイラーを装着。さらにアルミホイールも特別仕様となっていますが、いずれも機能美を重視するポルシェデザインらしいスマートなデザインになっています。
乗り心地も過激なスペックに反して案外スマート。もちろん、加速時は圧倒的なパワーを発揮しますが、ビルシュタイン製のダンパーは乗り心地上々で、ハンドリングもスムーズ。ブリッツェン6はさらに「大人のセダン/ワゴン」といった趣です。ソニー製(ブリッツェン6はマッキントッシュ)の特別なオーディオもオプションで用意されていました。
9月27日時点でカーセンサーnetに掲載されている中古車は48台。B4が26台でワゴンが22台となっています。特別色「プレミアムレッド」は12台、MT車は10台と人気の仕様はかなり台数が少ない上、多くは走行距離が10万km超だったり修復歴があったりと、良好なコンディションの車両を手に入れるには急ぐ必要がありそうです。
年々ボディサイズが拡大するレガシィシリーズ。小回りの利くスポーティな旧々型は、現行モデルとはまた違った魅力のあるモデル。その中で特別な雰囲気のあるブリッツェンは、まさに今あえて中古車で狙う価値のあるスペシャルモデルではないでしょうか? 興味をもった方は下の検索窓に「レガシィ ブリッツェン」と入力して検索してみてください。
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