ミツオカ ビュート【スクープ！】

3代目ビュートはタイでも生産される

完全オリジナルデザインのスーパーカーのオロチから、ボディ前後を架装し、大手メーカーの高い信頼性はそのままに手軽にアンティークテイストを楽しめる車まで独自のラインナップを誇る光岡自動車。

今回スクープするビュートも、日産マーチをベースに、リアオーバーハングを延ばすことで3ボックス化。レトロ＆ゴージャスな雰囲気を味わえる専用マスクが与えられたコンパクトカーだ。

そんなビュート（写真右上）だが、ご存じの通り2010年7月にベースとなる日産マーチがモデルチェンジで生まれ変わったため、現在は生産されておらず、新車で買うことはできない。根強いファンが多いビュートだけに、次期型の存在が気になるが、どうやら光岡社内では、さまざまなプランが日々検討されているようだ。

新型でも、ベース車両にはマーチが使われる。現行マーチ（写真右下）は外観シルエットの改良で後席居住性が向上している。さらに、環境性能アップに貢献するアイドリングストップ機構も搭載された。ベース車の良さはそのままビュートに継承され、持ち味であるレトロデザインが与えられるだろう。

次期ビュートは、メーカーの大きな野望も託される。海外での生産と販売が予定されているのだ。近年、光岡は中国やタイのモーターショーに出展し、現地ユーザーの反応を探ってきた。ビュートの海外生産をタイで始める模様。現地法人も設立済みで、日本から職人を派遣し、現地スタッフに技術を指導するなど、着々と発売に向けて準備を進めている。