第156回 トヨタ ランドクルーザープラド(旧型) 【おいしい中古車】
2010/12/03
■走破性と快適性を兼ね備えたSUV
雪の多いエリアでは、そろそろスタッドレスタイヤに交換するタイミングだと思います。そしてスタッドレスタイヤと並んで頼りになる存在、それは4WD車です。そこで今回は、走破性の高さだけでなく快適性も兼ね備えたSUVモデル、トヨタランドクルーザープラドをご紹介します。ご存じの方も多いでしょうが、本家ランドクルーザーをはじめ、シグナスやプラドといったランクル兄弟は人気が高く、なかなか値落ちが進みません。しかし、プラドは昨年フルモデルチェンジしたこともあってか、旧型の値落ちが進み、現在は150万円以下でも十分に狙うことができます。
エクステリアは、トヨタデザインのキーワードである「VIBRANT CLARITY(ワクワクする爽やかで明快なデザイン)」を、本格4WD車で具現化している(左右)
そもそもプラドは、ランドクルーザーのライト版といった存在だったのですが、2002年2月に登場した3代目(旧型)から、スポーティ&ラグジュアリー路線に変わっています。一言で言うなら、走破性の高さはそのままに(実際には進化してるのですが)、快適性や居住性が大幅にアップしたという感じです。
具体的には、ホイールベースを延ばし居住性をアップ。特に2列目のゆとりを大幅に向上させています。また、後席モニターや9スピーカーの設定も用意されるなど、同乗者にくつろぎの空間を提供する車に仕立てられています。
エンジンは、2.7Lの直4、3.4LのV6ほか、3Lのディーゼルターボもラインナップ。2005年のマイナーチェンジで、3.4Lモデルの排気量が4Lに変わり、ミッションは4Lモデルのみ5ATとなりましたが(それまでは4AT)、このモデルはまだまだ高いので、それ以前のモデルが狙い目です。
プラドは本家ランクルと比較されることが多いのですが、本家ランクルは4.7Lエンジンが基本。冷静に考えてみてください。排気量が4.7Lって、もはや昔のアメ車並みです。もちろん本家ランクルが優れているのは言わずもがなですが、自動車税やガソリン代など維持費の面を考えたら、明らかにプラドのほうが優れているんです。
先代に比べインパネ回りの質感は大幅にアップ(左) 8人乗りには3列目シートが用意される(中) 3列目を外し2列目を畳めば、広大なラゲージルームに(右)
■修復歴なし走行5万kmの3.4RZが138万円!
さて、そんなプラドはいくらくらいなのか。これこそがキモなんですが、先にお話ししたとおり、150万円以下で手に入れることも可能です。例えば2003年式の3.4RZで、走行5万km、修復歴なしの中古車、これが138万円で買えちゃいます。しかもディーラー車なので安心感も高そうです。雪の多いエリアにお住まいで、走破性だけでなく居住性や快適性も求めたいというみなさん。旧型のプラド、ずいぶん値段が下がってきています。きっと候補に挙がっていたこともあったでしょうが、ぜひ今一度検索してみてください。以前より大幅に安くなっていることに驚くはずです。
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