値下がり待ってますベスト10≪前編≫ 【なんでもベスト10】
カテゴリー: クルマ
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2008/06/02
中古車の価格形成は需要と供給なんですけどね…
中古車価格は一般的には時間の経過や、距離が増えるほどに下がっていくものです。ただし、厳密に言えば、需要と供給が中古車価格を決めています。ですから今回取り上げた車のように少々“割高"な車もあるのです。しかし需要が高いということは、手放す際の下取り価格も高めになる可能性があります。もっと安くなってくれたら欲しいなぁ、と思うものをピックアップしてみました。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。
第10位はフェラーリ360モデナ(絶版)。デビューから10年近くたっていることを考えれば、かなりの高値安定物件です。カーセンサーnet掲載物件の平均相場が1300万円オーバーとは、凄すぎます。360モデナを購入して1年乗っても、下取り価格は驚くほど高くつくことでしょう。損を出すことなく次の車に買い替えた、という知人の話も聞くほどです。ローンが組めれば、お得なお買い物とも言えるでしょう。筆者のホンネで言えば、10年近く経っているのですから500万円ほどで欲しいものです。
第9位はポルシェ911(現行)。中古車市場における歴代911の相場にはヒエラルキーがあるように思います。964型は200万円台後半から、993型は300万円台後半から、996型も300万円台後半から(もっともお得な911です)と相場が確立されつつあります。新車は売れまくっているらしく、オーダーしてもなかなか手に入らない状況です。だから中古車での需要も高いんです。デビューから4年たっていますが、800万円くらいからしか狙えません。しかも歴代911の相場が底堅く、996の後期モデルほどの価格になるには時間がかかりそう。600万円くらいならなぁ。
第8位は日産スカイラインGT-R(旧型)。新型GT-Rの登場でR34の相場に何らかの影響がある、と予想されていました。ところが、そろそろ10年選手になろうとしているR34の中古車相場は、現行モデルの登場とはほぼ無関係に高値安定しています。現行と旧型での“性格"が異なるゆえに、買い求めるユーザー層が異なるのでしょう。国産車でこれほど根強い人気と、高い相場を保つ車はほかにないかもしれません。無事故車で200万円台前半って、出てこないですねぇ。
第7位はM・ベンツGクラス(現行)。当初、軍用車として開発された本格クロカンですが、時を経てオフロード愛用者御用達に、そしてセレブ御用達の高級SUVへと進化を遂げてきました。ノスタルジックな角張ったデザインがウケているのか、ファッション性が高いアイテムとして注目を浴びている車です。走りもノスタルジックな味わいですし、200万円くらいで狙いたいところです。しかし、その相場は決して安くありません。20年近く前の中古車でも400万円近くしているのですから。
第6位はM・ベンツSLK(現行)。カジュアルな雰囲気が漂うSLKですが、その中古車相場は決してカジュアルではありません。まだまだ400万円弱くらいからしか狙えないのですから。エコの時代、コンパクトオープンって素敵です。デビューから4年がたった今、もうちょっと下がっていてくれるかと思いきや、意外に高値安定しています。カーセンサーnet掲載物件の平均相場は466万円です。現行モデルだからしょうがないとはいえ、初期型の現行SLが中古車で狙える予算です。
気になる5位から1位は木曜日に発表します。