スクリーンを飾ったあの名車、少ししか映らなかったけれど忘れがたい車…
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颯人と勇弥による新旧RX-7の対決は必見だ!

スピードマスター 中村俊介
©2007 ジェネオン エンタテインメント
『ワイルドスピード』シリーズを筆頭に、チューンされた日本車が公道バトルを繰り広げるカーアクションムービーが世界中で大ヒットを飛ばす中、ついに本家本元の日本から真打ちが登場。速さを追求することに虚しさを覚えバトルから足を洗った走り屋が、1人の少女と1台のチューニングカーに出会ったことで自分を取り戻していく再生の物語、その名も『スピードマスター』だ。

中村俊介が悲しい過去を背負った寡黙な走り屋・颯人をクールに演じ、内田朝陽がこれまでのイメージをガバッと脱ぎ捨て、ネチっこい悪役・勇弥を怪演している。だが、本作の真の主役はチューンナップカーたち。颯人が駆るのは、初代RX-7 SA22Cの後継として、1985年にフルモデルチェンジを果たしたFC3S。颯人にバトルを仕掛ける勇弥の愛車は、FCの後を受けて1991年に発売されたFD3S。この新旧RX-7対決こそが最大の見所である。最先端技術を駆使したVFXと実写を融合した斬新なカーバトルシーンは圧巻のド迫力!

スピードマスター カーバトル
©2007 ジェネオン エンタテインメント
DVD『スピードマスター プレミアム・エディション』発売中 '07年・日 監督=須賀大観 出演=中村俊介、内田朝陽、北乃きい、中村祐一朗、蒲生真由、脇坂寿一、大友康平 販売=ジェネオン エンタテインメント 3,990円(税込み)

+++映画に登場する車たち+++

RX-7 FC3S

※以下のスペックは劇中のものです。
総排気量:654cc×2
最高出力:520ps
最大トルク:51.5kg-m
車重:1190kg
全長×全幅×全高:4520×1800×1230mm
1985年10月にRX-7は最初のフルモデルチェンジを敢行。途中でマイナーチェンジが行われたが、颯人が駆るのは初代FC。劇中で使用されるのはRX-7専門のカーショップ「R Magic」の全面協力を得て製作されたもので、エンジン本体はFC3SFのエンジンをビッグタービンに対応するため、サイドポート加工し、サージタンクはFD3S用を使っている。

RX-7 FD3S(スピリットR)

※以下のスペックは劇中のものです。
総排気量:654cc×2
最高出力:380ps
最大トルク:48kg-m
車重:1280kg
全長×全幅×全高:4280×1760×1180mm
エンジン:13B サイドポート研磨加工
1991年12月にFCからフルモデルチェンジした3代目RX-7。これを機に伝統あるサバンナの呼称が外された。勇弥が駆るのは2002年8月のRX-7生産終了前に発売された最終特別限定車「スピリットR」。劇中ではサーキット走行を標準に定めた仕様で、サイドポート研磨加工を施してあるオリジナルコンプリートエンジンを搭載。ノーマルタービンでもビッグタービンに負けないタイムで走行することが可能である。
Text/伊熊恒介