今、いちばん人気の車ってご存じですか? 人気の指標は様々ですが、スズキのワゴンRという調査結果がありました。圧倒されるのは、ワゴンRを支持する年齢層! なんと……続く。

ランキング

■ワゴンR総なめ?年代別人気ランキング(インズウェブ発|7月16日)

『初めて自動車保険に加入される方は、最近お車をご購入された方となります。そんな初めて自動車保険に加入される方の中で、年代別で人気の車名ランキングを調査いたしました』

以下は、その年代別ランキングから抜粋です。

【20代】1位 スズキ ワゴンR
【30代】1位 スズキ ワゴンR
【40代】1位 スズキ ワゴンR
【50代】1位 スズキ ワゴンR
【60代以上】1位 スズキ ワゴンR

圧巻のワゴンR人気。20代から60代以上まで、全年代で1位という結果になったようです。カーセンサーの人気車種ランキングでも軽自動車部門はワゴンRがトップ。中古車の登録台数でも約1万3000台以上(2015年7月17日現在)と他を圧倒しており、人気を裏付ける格好になっています。

人気の理由は、現行モデルに関していえば「S-エネチャージ」の搭載を無視できません。モーター機能付発電機とリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、減速時に蓄えた電力で加速時にモーターアシストするもの。加速性能はそのままに燃費もアップ。エコのために我慢を強いられるのは時代遅れになったかもしれません。エコもパワーも両立できる最新技術なら年代を問わず支持されるのも納得でしょう。

▲人気ランキング1位だったスズキ ワゴンR。「S-エネチャージ」搭載車はアイドリングストップからのエンジン再始動もスムーズ。そういった快適さも人気の理由です ▲人気ランキング1位だったスズキ ワゴンR。「S-エネチャージ」搭載車はアイドリングストップからのエンジン再始動もスムーズ。そういった快適さも人気の理由です

テスト・検証

■子供を残してドアロックする事故が488件!(JAF発|7月14日)

『昨年2014年7月1日~8月31日の2ヶ月間、JAFが出動した「キー閉じ込み」の救援のうち、子どもが車内に残されたままであったケースは全国で438件ありました。このうち、緊急性が高いと判断し、通常の開錠作業ではなくドアガラスを割るなどして車内の子どもを救出したケースが9件ありました』

キーを車内に閉じ込めてしまうミスは誰にでも起きうること。しかし、車内に子供が取り残されてしまったとなると、事態は急を要しますね……。2012年の夏にJAFが実施した検証テストによれば、気温35℃の炎天下で窓を閉め切ってエンジンを切ると、わずか15分で人体にとって危険なレベルにまで熱中症指数が達したというのです。

そもそも、子供を閉じ込めてしまった原因は「子どもが誤ってロックを操作した」というものが多く、「電子キーの電池切れ」によるものもあったとのこと。いずれも子供だけを車内に残さない、電子キーの電池切れ警告が出たらすみやかに交換するなど対策できそうです。今夏、こういった事態は避けたいものです。

▲炎天下で窓を締め切った状態にすると室内の温度がどのように変化するかをJAFがモニタリング。そのサーモグラフィ画像 ▲炎天下で窓を締め切った状態にすると室内の温度がどのように変化するかをJAFがモニタリング。そのサーモグラフィ画像

マーケット

■保険料が安くなるかも!?(日本経済新聞発|7月14日)

『大手損害保険3グループが10月に自動車保険を改定する。事故で乗用車が故障した際、新車の買い替え費用を支払う特約の有効期間を一斉に3年から5年に拡充する。保険料は損害保険ジャパン日本興亜が初めて自動車を買った35歳以上を対象に割引率を広げるなど、的を絞った負担軽減で契約者の取り込みを図る』

新車を買っても、2年目以降は補償の限度額が下がるので、事故で新車に買い替えると保険金では足りなくなるという事例がありました。これをカバーするために「新車特約」や「車両新価特約」といった特約があり、通常の保険金額と新車相当額の差額分を受け取れるようにする仕組みがあります。

この特約は従来、新車登録から37ヵ月以内でしたが、10月以降は一斉に有効期間を61ヵ月以内に延ばされるというのです。その背景は車の使用期間の長期化があると記事中では分析されています。なんと2014年は平均8.13年であり、10年前から比べると1.55年長くなったというのです。

また、自動車保険料について、損保ジャパン日本興亜が平均0.2%引き下げると記事で紹介されています。東京海上日動と三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損保は保険料をほぼ据え置き。赤字続きだった自動車保険の収支は改善しており、毎年のように保険料を上げてきた局面を抜け出す、とのことです。

▲スマートな保険でカーライフをいっそう豊かで充実させたいものですね ▲スマートな保険でカーライフをいっそう豊かで充実させたいものですね

イベント

■未来のF1ドライバーがここから生まれる!?(ヤマハ発動機|7月15日)

『夏休みを利用し、静岡県掛川市のヤマハリゾートつま恋内のレーシングカートコースにて、小学生対象のレーシングカートの体験走行プログラムが開催されます。初心者の方でも専門スタッフが丁寧に指導しますので安心して体験して頂けます。皆様のご参加をお待ちしております』

このところ初心者向けのカートイベントが充実したり、一部サーキットが新設されたり、盛り上がりを見せつつあるのがカートです。耐久レースなどに職場や友人でチームを組んで参加するなど、大人の社交場にもなりつつあります。

もちろん、車の運転スキルがアップすることで、より安全に車を運転できるようになるといったメリットもあります。

そんなカートの世界を、情操教育の一環として子供に体験させてみてはいかがでしょうか。才能が開花して未来のF1ドライバー候補になるやもしれません。子供はのみ込みが早いので、アッという間に追いつかれ、ラップタイムに差をつけられ、親としての威厳が失墜することにもなりかねませんが……。虎穴に入らずんば虎子を得ず、です。

イベントの詳細はコチラから。

▲写真を撮ってレポートをつければ夏休みの独創的な自由研究にもなるのではないでしょうか? ▲写真を撮ってレポートをつければ夏休みの独創的な自由研究にもなるのではないでしょうか?

まとめ

いよいよ梅雨が明ければ夏の到来。JAFのニュースにもあったように、夏特有のトラブルもあります。上手に情報を活用することで、無用なトラブルに陥らぬようにしましょう。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

text/ブンタ photo/スズキ、JAF、BMW Japan