ゴルフ、ビートルに並ぶVWの大ヒット商品はカレーソーセージ!?
2015/04/14
愛車と離れているときも、愛車のブランド品を身の回りに
最近、自動車メーカーが積極的に取り組んでいるのが自社ブランドのミニカーはもちろん、アパレル、時計などライフスタイルグッズの投入です。車に乗っているときも、そうでないときも、愛車と同じ“ブランド品”を身に着けさせることで、ブランドロイヤリティを高める効果でもあるのでしょう。
イギリス・ロンドンではブガッティのライフスタイル・ブティック「ブガッティショップ」なるものが昨年オープン。わざわざブガッティ・インターナショナルという子会社を設立し、運営されています。パーティの模様を見るだけで、高そうな雰囲気が伝わってきますが、個人的には社長の名前に興味津々です。ファーストネームは「Massimiliano」で、苗字がなんと「Ferrari」なんです(笑)。フェラーリという苗字自体はイタリアではそう珍しくはありませんが、ブガッティの子会社を率いる人間がフェラーリってシュールです。
さて、そんな中、一部の車好きの間では有名は話ですが、意外なブランド品がひそかに話題になっています。それがVW社が製造・販売する「CURRYWURST(ドイツ語:カリーヴルスト)」。つまりはカレーソーセージです!
もともとはヴォルフスブルク工場の敷地内で飼育していた豚を使って、1973年にカレーソーセージを生産。当初、従業員やVWのミュージアムである「アウトシュタット」を訪れた人向けに販売されていました。細々と始まったであろうVW社によるカレーソーセージ生産ですが、現在の生産本数は650万本弱!
ヨーロッパ11ヵ国、ヴォルフスブルクのサッカースタジアムなどで販売され、一部のVWディーラーは納車時のプレゼントにもカレーソーセージを贈っているそうです。1990年代に入ってからはカレーソーセージに合う、オリジナルのケチャップも販売を開始したといいますから、いち事業としての成功ぶりがうかがえます。しかも名物カレーソーセージとして、ベルリンにある「カレーソーセージ博物館」にも収められているそうです。
結婚式でもよく聞きますが、やっぱり人を魅了するうえで重要なのは、胃袋をつかむことなんでしょうねぇ(笑)。ちなみに、ソーセージのパッケージには「VW純正部品」と印字されています。
ソーセージは豚肉をコショウ、ショウガ、コリアンダー、ターメリック、唐辛子などと混ぜ、ブナ材でスモーク! ドイツ旅行の際には、お土産に良いかもしれませんね。
【関連リンク】
- ブガッティショップオープニングパーティ模様
(Bugatti Bugatti Lifestyle Boutique London "Amzing"|YouTube) - ベルリン・カレーソーセージ博物館
- VWオフィシャルYouTubeチャンネルでのソーセージ紹介
(Das Auto. Magazine - Volkswagen Originalteil - Currywurst|YouTube) - Bloombergでのニュース
(The VW That Looks (and Smells) Nothing Like a Car|YouTube)