アウディは2012年上半期の新車登録台数が過去最高を記録したと発表しました。上半期の累計は1万1974台。これまで最高だった2011年上半期の1万85台を大きく上回っています。

好調の理由は上半期に発売したA1、A4、A5、A6、Q3などがいずれも好評だったため。中でもA6ファミリーにはABANTモデル(ツーリングワゴン)の追加によって、対前年比で450%もの登録台数増加を数えます。

ちなみに6月のみの登録実績は2403台。こちらも前年の1992台から+21%、501台増を記録しました。新車販売が好調であることは、中古車市場においてもうれしいニュース。販売台数の分だけ、将来の中古車候補が増えるのですから。

とは言え、今すぐアウディを手に入れたい人も多いことでしょう。そこで中古車市場における最近の中古アウディ市場の動向を調べました。中でも特に気になるトピックをご紹介しましょう!

■初代TT いよいよ総額100万円切り

世界の自動車デザインに大きな影響を与えた初代TT。ついに総額100万円で手が届く範囲まで相場が下がってきました。独特なスタイリングは今なお古さは感じさせません。また 、間違いなく歴史に名を残すエポックメイキングなクルマなので、旧型であろうともこだわりをもって乗れば何ひとつ恥じることはありません!

■シングルフレームグリルの最安値はA3スポーツバック

最近のアウディの特徴と言えば、フロントで大きく口を開けた「シングルフレームグリル」。これのおかげで、どれを見ても「アウディだ!」と認識可能です。古いモデルにも魅力的な車はたくさんありますが、最近の雰囲気をなるべくリーズナブルに楽しむなら旧型A3スポーツバックや旧型A4がオススメ。特にA3スポーツバックは総額80万円から狙える!

■新型で相場下落が続く旧型A6に要注目!

先に述べたとおり、A6新型の売り上げが好調。一方で旧型がジリジリと値を下げ続けています。最安値は何と134.9万円。たとえ中古車としての価値が下落しようとも、そこはアウディのプレミアムアッパーミドルサルーン。性能や使用される素材、質感はどれも一級品。同価格帯の国産車とは比べ物になりません。狙うなら今ですよ!

Text/カーセンサー編集部

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新車販売が好調なA6(現行型)。旧型は新車時560万~1000万円近い価格だったが、今や130万円台から探せる

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曲面を多用したデザインが特徴的な初代TT。デビュー当初は1.8Lターボの4WDのみだったが、のちにFFや3.2Lモデルも追加された

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後期型からシングルフレームグリルを与えられたA3。とは言え前期型の方が相場が5~10万円ほど安い