エコカー減税の追い風!上半期ブランド別新車販売ランキング
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2012/07/10
日本自動車販売協会連合会が6月のブランド(メーカー)別の新車販売台数を発表。上半期の新車販売台数が出揃ったので、主要メーカーのみランキング化して上半期を振り返ってみました。
販売台数でみるとトヨタが87万台強と他メーカーを圧倒的に突き放しているのがわかります。何と全体でのシェアは46.9%という驚きの数字! とはいえダイハツ、スズキなどは軽自動車で他に30万台強づつ、ホンダは16万台強を別に販売しているので一概には語れませんが…
さらに注目は各社の前年度比。昨年は東日本大震災の影響により販売台数が少なかったことや、エコカー減税による追い風もあり今年は軒並み2ケタ増を記録しています。中でも顕著だったのはトヨタとホンダ。トヨタは人気の衰えないプリウスと、昨年末に登場したハイブリッドカー、アクアで販売台数を伸ばしました。一方ホンダはフィットとフリードの販売が好調でした。
カーセンサーとしてはこれらのクルマが数年後、中古車市場へ流れた時の影響が気になるところ。ちなみに、大ヒットしたクルマの1例として旧型フィットの場合を見てみると現在中古車で約2900台が流通中。これは他車種と比較しても圧倒的に多い流通量です。
しかも、その内2000台以上が50万円以下で買えてしまうのだから驚き!流通台数が多い分、グレードや装備、ボディーカラーなども選びたい放題な状況です。これは決して不人気ゆえに値段が落ちている訳ではなく(※カーセンサーの人気ランキングでは現行型を抑えて常に人気上位です)、あまりに供給過多であることや、現行型と人気を2分していることで値崩れが起きていると考えられます。
話を戻すと、現在爆発的ヒット中のプリウスやアクアも同じ道をたどる可能性もあるということ。すでにプリウスや現行型フィットは中古でも多く流通していますが、新車を購入した人たちの乗り換え需要が高まり、クルマが中古車市場に流れる3~5年後には想像もできないような価格で購入できるかも?少し先の話ではありますが、忘れずにチェックしておきたいところです。
順位 | メーカー名 | 販売台数 | 前年度比 |
---|---|---|---|
1位 | トヨタ | 87万1483台 | 180.7% |
2位 | 日産 | 27万8411台 | 132.8% |
3位 | ホンダ | 26万9272台 | 153.2% |
4位 | マツダ | 9万1431台 | 139.9% |
5位 | スズキ | 5万0545台 | 129.4% |
6位 | スバル | 4万7881台 | 134.1% |
7位 | レクサス | 2万2863台 | 128.8% |
8位 | ダイハツ | 1579台 | 126.1% |