中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム2016」発表

ニッサン・グリーンプログラム2016 発表|日刊カーセンサー
日産自動車が、2016年度までの6カ年中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム 2016」を発表しました。

「ニッサン・グリーンプログラム 2016」は、低炭素化と再生可能エネルギーへの転換、資源の多様化という三つの分野を環境改善の最重要課題として取り組む、日産の中期環境行動計画のことで、この計画のなかでは、下記の四つの目標を2016年までに達成する事を目標としています。

1) ルノーとともに、累計150万台のゼロ・エミッション車を販売し、シェアNo.1を獲得
2) 日本、中国、欧州、米国で販売する日産車の平均燃費を2005年度比で35%改善し、業界をリードする燃費を実現
3) 企業活動によるCO2排出量を、2005年度比で台当たり平均20%削減し、業界をリードする低炭素排出を実現
4) 新車の台当たりの再生材利用率25%を達成させ、業界をリードするリサイクル率に

そのなかで、リーフによって築いた電気自動車販売ナンバー1を維持するべく、2016年までに少なくとも3車種の電気自動車を販売し、普及することがアナウンスされました。また、ルノーとともに2015年までに累計150万台のゼロ・エミッション車を発売する計画と、燃料電池車でも戦略的協力関係にあるダイムラーと、新型燃料電池車を開発することも発表されました。

ほかにも、2013年にFFのハイブリッド車を発表し、日産独自のデュアルクラッチコントロール方式のハイブリッドシステムの拡大。時期は明らかにされませんでしたが、プラグインハイブリッド車の投入も計画されています。

また、企業の活動で排出されるCO2の削減、自動車メーカーとしては初となるリサイクル目標の設定を掲げ、リサイクルに取り組んでゆくことも併せて発表されました。

ニッサン・グリーンプログラム 2016
http://www.nissan-global.com/JP/ENVIRONMENT/APPROACH/GREENPROGRAM/

Text/カーセンサー編集部