GT性能に磨きを掛けたレガシィシリーズ【SEMA SHOW 2009】

2台のカスタムモデルが会場で注目の的に

日本国内では“キングオブワゴン”とも言われるツーリングワゴンを筆頭に、セダンのB4、SUVのアウトバックと3タイプのボディタイプをラインナップするレガシィシリーズ。5代目となったレガシィシリーズは、伝統のAWD技術のシンメトリカルAWDや、ドライバーが任意で走行特性を切り替えられるSIドライブなどはそのままに、乗る人すべてが快適に過ごせるような居住空間の確保を目指して、ボディサイズをひと回り拡大された。

従来は2Lモデルをメインに展開していたが、よりグランドツーリング性能を向上させるため、排気量を2.5Lに拡大している。実用性重視のSOHCと、ターボを備えたDOHCターボの2種類が用意され、前者には新開発されたCVT「リニアトロニック」が組み合わされる。後者にはマニュアルモードを備えた5ATと6MTを設定。

アメリカにおけるスバル車の人気を見ると、インプレッサWRX STIがカスタマイズの主流で、レガシィはまだまだカスタマイズ途上といった具合。しかしSEMA SHOWでは、アメリカで販売されていないワゴンをGT仕様にしたモデルと、日本伝統のVIPスタイルをアメリカ解釈で表現した2台が、特に会場で視線を集めていた。