▲デートの定番のひとつドライブ。運転中や助手席での態度から、相手の様々な面を見ることができる▲デートの定番のひとつドライブ。運転中や助手席での態度から、相手の様々な面を見ることができる

察しない男 説明しない女がケンカの原因に

気になる男子や付き合い始めの彼から誘われたドライブデート。ここは一発、高い女子力でハートをわしづかみしたいところだけど、いったいどんな態度がいいのだろう。助手席の女子が取るべき行動を、「察しない男 説明しない女」などの著書をもつ心理カウンセラーの五百田達成氏に聞いた。

「ドライブデートで男子の心をつかむには、大前提としてケンカはご法度。しかし、密室である車内ではケンカになりがち。それはまさに、“察しない男 説明しない女”に原因があるのです」

基本的に女性は言葉に出さずとも察してほしい生き物。一方、男性は口に出してもらわないと伝わらない。運転という集中が必要な作業中はなおさらだという。このすれ違いが、ケンカの原因となるのだ。

「なので、ドライブ中の女子は雰囲気で察してもらうのではなく、自分の気持ちを男子にしっかりと伝えるようにしましょう。ただし、その場合に覚えておいてほしいのが“感謝はしても遠慮はしない”という原則です」

「遠慮はしない」は、疲れたときやトイレなどの休憩は、遠慮をせずにしっかりと伝えるということ。「感謝」は、乗せてもらっている、運転してもらっているという気持ちを忘れないことだという。

相手に感謝をすれば、自然と気遣いができてくる

「ドライブ中に女子力をアピールできるのは気遣い力。例えば、ETC搭載車が多いからこそ、ETCに対応してない有料道路ではさっと小銭を出すとか、喉の渇きや車内の適温などなどをこまめに確認できると、気がきく女子だなと思ってもらえます。この気遣いを生み出すのが感謝の心。感謝していれば、自然と相手を気遣えるものです」

そして、気遣いとともに重要なのが相手の地雷を踏まないこと。五百田氏によるとドライブデートの3大地雷とは
・助手席で寝てしまう
・渋滞などどうにもならない状況に文句を言う
・運転に口を出す
「特に、運転に口を出すのはご法度。プライドを傷つけてしまいます。また、男子は車に自分を投影しているので、車内のものを勝手に扱ったり、ドアをぞんざいに開閉したりするのもNGです」

▲車の中は密室状態。一度ケンカが始まると逃げ場がなくてエスカレートしていくことも▲車の中は密室状態。一度ケンカが始まると逃げ場がなくてエスカレートしていくことも

デートに誘われると、ついお客様気分で車に乗り込んでしまうが、ドライブデートに関しては、客ではなく、男子を気持ちよく運転させる手助けをする副操縦士くらいの気持ちでいた方がいいとのこと。気になる男子がいるあなた。参考にしてみてはどうだろうか。

【取材協力】
五百田達成(いおた たつなり)
作家・心理カウンセラー。「コミュニケーション心理」「社会変化と男女関係」を主なテーマに執筆・講演。最新刊は「アラン先生と不幸な8人」(ワニブックス)。「スッキリ!!」(日本テレビ系)レギュラーコメンテーターをはじめテレビ出演も多数。

▲こちらが五百田達成先生。モットーは「大人でも知らないことを、子どもでもわかる言葉で」。30万部を超える「察しない男 説明しない女」シリーズ他、著書多数 ▲こちらが五百田達成先生。モットーは「大人でも知らないことを、子どもでもわかる言葉で」。30万部を超える「察しない男 説明しない女」シリーズ他、著書多数
text/コージー林田
photo/PIXTA、五百田達成事務所