▲初代スカイラインが誕生したのは1957年。後に日産自動車と合併するプリンス自動車工業が、まだ富士精密工業という名前だった頃です。ALSI-1型スカイラインに搭載された1.5L直列4気筒エンジンは当時のクラス最高となる60馬力を発生。最高速度は125km/hに達しました ▲初代スカイラインが誕生したのは1957年。後に日産自動車と合併するプリンス自動車工業が、まだ富士精密工業という名前だった頃です。ALSI型スカイラインに搭載された1.5L直列4気筒エンジンは当時のクラス最高となる60馬力を発生。最高速度は125km/hに達しました

パリ・ダカで活躍したあの日本車もデビュー!

日本には様々な暦や記念日があります。そして車の世界を見渡しても多くの記念日があります。今回は4月12日から4月25日までの出来事を紹介します。

■4月12日 中嶋悟氏が日本人初のフルタイムF1ドライバーに(1987年)
■4月13日 トヨタ セリカXX発売(1978年)
■4月13日 トヨタ ランドクルーザープラド70系発売(1990年)
■4月15日 ホンダ S2000発売(1999年)
■4月18日 ホンダ エレメント発売(2003年)
■4月18日 発明の日
■4月19日 伊能忠敬が「大日本沿海輿地全図」のための測量を開始(1800年)
■4月24日 富士精密工業がALSI-1型(スカイライン)発売(1957年)


この期間は歴史に名を刻むスポーツカーやスペシャリティカーが多く登場していました。また、日本のモータースポーツ界のスーパースターが歴史に名を残す偉大な一歩を記録しています。

▲1978年にイギリスF3に参戦した中嶋悟選手はサーキットの華やかな雰囲気に惹かれて最高峰レースのF1を目指すことを決意。そして9年後の1987年4月12日、ブラジルGPでロータス・ホンダから念願のF1デビューを果たしました。どんな展開でも粘り強く走るスタイルは“納豆走法”と呼ばれ、多くのファンから愛されました ▲1978年にイギリスF3に参戦した中嶋悟選手はサーキットの華やかな雰囲気に惹かれて最高峰レースのF1を目指すことを決意。そして9年後の1987年4月12日、ブラジルGPでロータス・ホンダから念願のF1デビューを果たしました。どんな展開でも粘り強く走るスタイルは“納豆走法”と呼ばれ、多くのファンから愛されました
▲コンパクトクーペとして人気だったセリカ。トヨタはこれの上位モデルとして6気筒エンジンを搭載するモデルの開発を始めます。そして1978年4月13日、セリカXXが誕生しました。ラグジュアリーな雰囲気は日本だけでなく北米でもヒットしますが、アメリカでは「XX」という名前が映画の成人指定を意味するので「セリカ スープラ」という名前で販売されました ▲コンパクトクーペとして人気だったセリカ。トヨタはこれの上位モデルとして6気筒エンジンを搭載するモデルの開発を始めます。そして1978年4月13日、セリカXXが誕生しました。ラグジュアリーな雰囲気は日本だけでなく北米でもヒットしますが、アメリカでは「XX」という名前が映画の成人指定を意味するので「セリカ スープラ」という名前で販売されました
▲本格クロカン4WDの代名詞として世界中で活躍していたランクル。しかし、当時の市場から「もう少しライトに乗れるものが欲しい」という声が上がります。トヨタはそれに応える形で、1990年にランクル70のワゴンモデルのデザインを変更したプラドをデビューさせます。街中でも気軽に乗れるSUVとして人気を博しました ▲本格クロカン4WDの代名詞として世界中で活躍していたランクル。しかし、当時の市場から「もう少しライトに乗れるものが欲しい」という声が上がります。トヨタはそれに応える形で、1990年にランクル70のワゴンモデルのデザインを変更したプラドをデビューさせます。街中でも気軽に乗れるSUVとして人気を博しました
▲1995年の東京モーターショーでホンダのブースに登場した2シーターオープンのコンセプトモデル、ホンダSSM。ホンダでは久々となるFR車だったため、大きな話題を集めました。それから3年半後の1999年4月、SSMの市販モデルS2000が登場。搭載エンジンは直4VTEC。レッドゾーンは9000rpmに設定され、NAながら250psを発生しました ▲1995年の東京モーターショーでホンダのブースに登場した2シーターオープンのコンセプトモデル、ホンダSSM。ホンダでは久々となるFR車だったため、大きな話題を集めました。それから3年半後の1999年4月、SSMの市販モデルS2000が登場。搭載エンジンは直4VTEC。レッドゾーンは9000rpmに設定され、NAながら250psを発生しました
▲2003年4月にデビューしたホンダ エレメント。2トーンボディは個性的な雰囲気を演出しました。後席ドアを観音開きにし、ピラーをドアに埋め込むことで開放的な空間を実現。防水シートや取り外し可能なリアシートなど、アウトドアで便利に使いこなせる機能が満載でした。短期間で絶版となりましたが、中古車市場ではいまだに人気です ▲2003年4月にデビューしたホンダ エレメント。2トーンボディは個性的な雰囲気を演出しました。後席ドアを観音開きにし、ピラーをドアに埋め込むことで開放的な空間を実現。防水シートや取り外し可能なリアシートなど、アウトドアで便利に使いこなせる機能が満載でした。短期間で絶版となりましたが、中古車市場ではいまだに人気です
▲1885年4月18日、特許法の前身である「専売特許条例」が公布されます。これにちなんで、1954年に発明の日が制定されました。特許を取得した発明を第三者が利用する際は特許使用料を支払いますが、今年1月にトヨタが「燃料電池関連の特許実施権を無償で提供する」と発表し、大きな話題になりました ▲1885年4月18日、特許法の前身である「専売特許条例」が公布されます。これにちなんで、1954年に発明の日が制定されました。特許を取得した発明を第三者が利用する際は特許使用料を支払いますが、今年1月にトヨタが「燃料電池関連の特許実施権を無償で提供する」と発表し、大きな話題になりました
▲17年の月日をかけて、国土の正確な地図、「大日本沿海輿地全図」を作り上げた伊能忠敬。彼が測量を始めたのが1800年4月19日(旧暦)。これを記念して4月19日は「地図の日」とも言われています。カーナビやスマートフォンアプリが普及した現在では紙の地図を見る機会も少ないですが、イザというときのために車に1冊積んでおくといいかもしれませんね ▲17年の月日をかけて、国土の正確な地図、「大日本沿海輿地全図」を作り上げた伊能忠敬。彼が測量を始めたのが1800年4月19日(旧暦)。これを記念して4月19日は「地図の日」とも言われています。カーナビやスマートフォンアプリが普及した現在では紙の地図を見る機会も少ないですが、イザというときのために車に1冊積んでおくといいかもしれませんね
text/高橋 満(BRIDGE MAN) photo/日産、トヨタ、ホンダ、千葉県香取市伊能忠敬記念館