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120年ぶりの民法改正! 中古車の購入にどう影響するの?
120年ぶりの民法改正! 中古車の購入にどう影響するの?
2014/11/12
//ABテストロジック
▲民法改正案では、約款や瑕疵担保責任などで、より消費者保護の姿勢が強まりそうだ
約款や瑕疵担保責任に変化が!
明治以来、120年ぶりに抜本改正されることになった民法。法務省は来年の通常国会に民法改正案を提出する予定です。今回の改正の大きなポイントは、債権法の改正。簡単にいえば、金銭のやりとりが発生する契約に大きな変更があるそうです。ほんの10~20年前と比べても、大きく時代が変わっているのだから、現代に合わせて改正するのは当然といえば当然でしょう。
改正案には様々なポイントがあり、一般消費者に関係がありそうなところでは、
・約款の見直し
・瑕疵への対応の見直し
・法定利率の見直し
・金銭の貸し借りの時効を統一。原則5年に設定
・敷金ルールの見直し
・認知症の高齢者など、判断力が弱い人が結んだ契約を無効にできる
・個人が連帯保証人になることを原則禁止。必要があれば公正証書の作成が必要
などがあります。 中古車を探している皆さんにとって特に重要な改正案は、「約款の見直し」と「瑕疵への対応の見直し」、「法定利率の見直し」の3つといっていいでしょう。
まずは、契約書の裏に書いてある契約条項である「約款」に関する改正です。約款は、可能な限りしっかり読んで契約をしたいものですが、内容が細かく、ついついよく読まずに捺印したという人も多いのではないでしょうか。
しかしこれ、原則では、捺印した時点でその約款に書いてある内容を承諾したということになります。
もちろん現時点でも、 「最初から売買の形態が詐欺的なものの場合、約款に理不尽なことが記載されている場合、消費者契約法に基づいて契約解除の申し立てができる」などの救済策はありますが、改正案では、そもそも約款自体に「消費者に著しく不利になる項目は無効にできる」といった内容が追加される可能性が高くなりました。より、消費者目線の約款になりそうですね。
次に「瑕疵担保責任」についての改正。「瑕疵」とは、「売買の対象とされた商品にある、購入時に一見して見つけることができないキズや故障」のこと。今回の改正では、瑕疵という表現も、よりわかりやすく、「契約の内容に適合しない」という表現に変更される可能性があるようです。
現状、瑕疵があった場合は「瑕疵担保責任」が適用されれます。これは、「買い主が瑕疵を知らず、かつ知らないことに過失がない場合、買い主は瑕疵の存在を知ったときから1年以内であれば、代替物との交換や損害賠償請求ができる」といったものです。中古車は、替えのきかない特定物なので、実際には、損害賠償または契約の解除を請求することになります。
しかし、今回の改正案では、「瑕疵があった場合は、購入者が販売店に、修理や交換、代金減額などを請求できる」と明記されるとのこと。中古車は一物一価、もし瑕疵があったとしても、すぐにまた、こだわりのある1台と出会えるとは限りません。そんなときは、修理してもらった方が良いという人もいるでしょう。そういった購入者には、うれしい改正になりそうです。
最後に「法定利率の見直し」。法定利率をまず3%に引き下げ。その後1年ごとに見直すことが検討されています。これにより、自動車関係で影響しそうなのが、自動車保険料の上昇。なぜ利率が下がっているのに保険料が上がるのでしょうか?
交通死亡事故の被害者は、逸失利益といわれる、将来得られるはずの収入を賠償で受け取ることができます。しかし、生きていたと想定する期間の収入の運用益分を差し引いて算出することになっています。この差し引く運用益分が法定利率に基づいているのです。これまでは年5%で減価されていた計算が、今後3%になると賠償金は増加します。保険会社は保険金の支払いが増えるので自動車保険料を値上げすることが考えられるのです。
現時点での民法改正案は、あくまで試案。特に、約款の部分などは、今後さらなる議論が予想されます。民法の改正と言われると、少し難しい感じもしますが、改正案が施行されたら、一度確認しておくといいと思いますよ。
【関連リンク】
text/コージー林田 photo/Fuchsia・PIXTA(ピクスタ)
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<h3>約款や瑕疵担保責任に変化が!</h3>
<p><!-- short sentence start -->明治以来、120年ぶりに抜本改正されることになった民法。法務省は来年の通常国会に民法改正案を提出する予定です。今回の改正の大きなポイントは、債権法の改正。簡単にいえば、金銭のやりとりが発生する契約に大きな変更があるそうです。ほんの10~20年前と比べても、大きく時代が変わっているのだから、現代に合わせて改正するのは当然といえば当然でしょう。<!-- short sentence end -->
<br />
<br />
改正案には様々なポイントがあり、一般消費者に関係がありそうなところでは、
<br />
<br />
<b>
・約款の見直し<br />
・瑕疵への対応の見直し<br />
・法定利率の見直し<br />
・金銭の貸し借りの時効を統一。原則5年に設定<br />
・敷金ルールの見直し<br />
・認知症の高齢者など、判断力が弱い人が結んだ契約を無効にできる<br />
・個人が連帯保証人になることを原則禁止。必要があれば公正証書の作成が必要
</b>
<br />
<br />
などがあります。 中古車を探している皆さんにとって特に重要な改正案は、「約款の見直し」と「瑕疵への対応の見直し」、「法定利率の見直し」の3つといっていいでしょう。
<br />
<br />
まずは、契約書の裏に書いてある契約条項である「約款」に関する改正です。約款は、可能な限りしっかり読んで契約をしたいものですが、内容が細かく、ついついよく読まずに捺印したという人も多いのではないでしょうか。
<br />
<br />
しかしこれ、原則では、捺印した時点でその約款に書いてある内容を承諾したということになります。
<br />
<br />
もちろん現時点でも、 <b>「最初から売買の形態が詐欺的なものの場合、約款に理不尽なことが記載されている場合、消費者契約法に基づいて契約解除の申し立てができる」</b>などの救済策はありますが、改正案では、そもそも約款自体に<b>「消費者に著しく不利になる項目は無効にできる」</b>といった内容が追加される可能性が高くなりました。より、消費者目線の約款になりそうですね。
<br />
<br />
次に「瑕疵担保責任」についての改正。「瑕疵」とは、<b>「売買の対象とされた商品にある、購入時に一見して見つけることができないキズや故障」</b>のこと。今回の改正では、瑕疵という表現も、よりわかりやすく、<b>「契約の内容に適合しない」</b>という表現に変更される可能性があるようです。
<br />
<br />
現状、瑕疵があった場合は「瑕疵担保責任」が適用されれます。これは、<b>「買い主が瑕疵を知らず、かつ知らないことに過失がない場合、買い主は瑕疵の存在を知ったときから1年以内であれば、代替物との交換や損害賠償請求ができる」</b>といったものです。中古車は、替えのきかない特定物なので、実際には、損害賠償または契約の解除を請求することになります。
<br />
<br />
しかし、今回の改正案では、<b>「瑕疵があった場合は、購入者が販売店に、修理や交換、代金減額などを請求できる」</b>と明記されるとのこと。中古車は一物一価、もし瑕疵があったとしても、すぐにまた、こだわりのある1台と出会えるとは限りません。そんなときは、修理してもらった方が良いという人もいるでしょう。そういった購入者には、うれしい改正になりそうです。
<br />
<br />
最後に「法定利率の見直し」。法定利率をまず3%に引き下げ。その後1年ごとに見直すことが検討されています。これにより、自動車関係で影響しそうなのが、自動車保険料の上昇。なぜ利率が下がっているのに保険料が上がるのでしょうか?
<br />
<br />
交通死亡事故の被害者は、逸失利益といわれる、将来得られるはずの収入を賠償で受け取ることができます。しかし、生きていたと想定する期間の収入の運用益分を差し引いて算出することになっています。この差し引く運用益分が法定利率に基づいているのです。これまでは年5%で減価されていた計算が、今後3%になると賠償金は増加します。保険会社は保険金の支払いが増えるので自動車保険料を値上げすることが考えられるのです。
<br />
<br />
現時点での民法改正案は、あくまで試案。特に、約款の部分などは、今後さらなる議論が予想されます。民法の改正と言われると、少し難しい感じもしますが、改正案が施行されたら、一度確認しておくといいと思いますよ。
<br />
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<li><a href="http://www.moj.go.jp/content/000126619.pdf" target="_blank">民法(債権関係)部会資料</a>(法務省法制審議会)【PDF】</li>
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<h3>約款や瑕疵担保責任に変化が!</h3>
<p><!-- short sentence start -->明治以来、120年ぶりに抜本改正されることになった民法。法務省は来年の通常国会に民法改正案を提出する予定です。今回の改正の大きなポイントは、債権法の改正。簡単にいえば、金銭のやりとりが発生する契約に大きな変更があるそうです。ほんの10~20年前と比べても、大きく時代が変わっているのだから、現代に合わせて改正するのは当然といえば当然でしょう。<!-- short sentence end -->
<br />
<br />
改正案には様々なポイントがあり、一般消費者に関係がありそうなところでは、
<br />
<br />
<b>
・約款の見直し<br />
・瑕疵への対応の見直し<br />
・法定利率の見直し<br />
・金銭の貸し借りの時効を統一。原則5年に設定<br />
・敷金ルールの見直し<br />
・認知症の高齢者など、判断力が弱い人が結んだ契約を無効にできる<br />
・個人が連帯保証人になることを原則禁止。必要があれば公正証書の作成が必要
</b>
<br />
<br />
などがあります。 中古車を探している皆さんにとって特に重要な改正案は、「約款の見直し」と「瑕疵への対応の見直し」、「法定利率の見直し」の3つといっていいでしょう。
<br />
<br />
まずは、契約書の裏に書いてある契約条項である「約款」に関する改正です。約款は、可能な限りしっかり読んで契約をしたいものですが、内容が細かく、ついついよく読まずに捺印したという人も多いのではないでしょうか。
<br />
<br />
しかしこれ、原則では、捺印した時点でその約款に書いてある内容を承諾したということになります。
<br />
<br />
もちろん現時点でも、 <b>「最初から売買の形態が詐欺的なものの場合、約款に理不尽なことが記載されている場合、消費者契約法に基づいて契約解除の申し立てができる」</b>などの救済策はありますが、改正案では、そもそも約款自体に<b>「消費者に著しく不利になる項目は無効にできる」</b>といった内容が追加される可能性が高くなりました。より、消費者目線の約款になりそうですね。
<br />
<br />
次に「瑕疵担保責任」についての改正。「瑕疵」とは、<b>「売買の対象とされた商品にある、購入時に一見して見つけることができないキズや故障」</b>のこと。今回の改正では、瑕疵という表現も、よりわかりやすく、<b>「契約の内容に適合しない」</b>という表現に変更される可能性があるようです。
<br />
<br />
現状、瑕疵があった場合は「瑕疵担保責任」が適用されれます。これは、<b>「買い主が瑕疵を知らず、かつ知らないことに過失がない場合、買い主は瑕疵の存在を知ったときから1年以内であれば、代替物との交換や損害賠償請求ができる」</b>といったものです。中古車は、替えのきかない特定物なので、実際には、損害賠償または契約の解除を請求することになります。
<br />
<br />
しかし、今回の改正案では、<b>「瑕疵があった場合は、購入者が販売店に、修理や交換、代金減額などを請求できる」</b>と明記されるとのこと。中古車は一物一価、もし瑕疵があったとしても、すぐにまた、こだわりのある1台と出会えるとは限りません。そんなときは、修理してもらった方が良いという人もいるでしょう。そういった購入者には、うれしい改正になりそうです。
<br />
<br />
最後に「法定利率の見直し」。法定利率をまず3%に引き下げ。その後1年ごとに見直すことが検討されています。これにより、自動車関係で影響しそうなのが、自動車保険料の上昇。なぜ利率が下がっているのに保険料が上がるのでしょうか?
<br />
<br />
交通死亡事故の被害者は、逸失利益といわれる、将来得られるはずの収入を賠償で受け取ることができます。しかし、生きていたと想定する期間の収入の運用益分を差し引いて算出することになっています。この差し引く運用益分が法定利率に基づいているのです。これまでは年5%で減価されていた計算が、今後3%になると賠償金は増加します。保険会社は保険金の支払いが増えるので自動車保険料を値上げすることが考えられるのです。
<br />
<br />
現時点での民法改正案は、あくまで試案。特に、約款の部分などは、今後さらなる議論が予想されます。民法の改正と言われると、少し難しい感じもしますが、改正案が施行されたら、一度確認しておくといいと思いますよ。
<br />
<p>
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<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
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<li><a href="http://www.moj.go.jp/content/000126619.pdf" target="_blank">民法(債権関係)部会資料</a>(法務省法制審議会)【PDF】</li>
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[description] => 先日、暇つぶしにニュースサイトのまとめ記事を見ていたら、--「あ、こいつ車の運転下手くそだな」と思われる人の特徴ランキング--なるものが盛り上がっていました。あくまで主観ですが、男子にとって、「運転がヘタ」と言われるのは、「夜の営みがヘタ」と言われるのと同等で、沽券に関わる問題です。「人の振り見て我が振り直せ」ではありませんが、ランキングを注意深く読んでみました。
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<h3>自分は運転下手じゃない?</h3>
<p><!-- short sentence start -->先日、暇つぶしにニュースサイトのまとめ記事を見ていたら、--「あ、こいつ車の運転下手くそだな」と思われる人の特徴ランキング--なるものが盛り上がっていました。あくまで主観ですが、男子にとって、「運転がヘタ」と言われるのは、「夜の営みがヘタ」と言われるのと同等で、沽券に関わる問題です。「人のふり見て我がふり直せ」ではありませんが、ランキングを注意深く読んでみました。<!-- short sentence end -->
<br />
<br />
早速、ランキングを見てみましょう。出典元はgooランキング。男性250名、女性250名を対象に実施したアンケートです。
<br />
<br />
<b>
1位 バックの駐車で何回も切り返す 26.20% <br />
2位 車にやたら傷がついている 24.80% <br />
3位 急発進する 14.00% <br />
4位 基本的にミラーを見ない 11.60% <br />
5位 対向車が来るたびに軽くブレーキを踏む 10.40% <br />
5位 一定速度で走れない 10.40% <br />
7位 車線変更に戸惑う 10.00% <br />
8位 一方通行に気付かない 9.80% <br />
9位 同乗者がすぐに酔う 9.40% <br />
10位 加速してコーナーに突っ込んじゃう 8.00%
</b>
<br />
<br />
なるほど、どれも納得のいく内容です。
<br />
<br />
面白かったのは、これに対するネットの反応。1位の「バックの駐車で何回も切り返す」に対して、そもそも、駐車の方向に対する論争が発生。
<br />
<br />
<b>バックで入れる必要がないとこでも必死で入れようとするやつ多いよな。アタマ硬直してんだよあいつら</b>
<br />
<br />
<b>バックで入れることの出来ない下手糞が、バックで出せるわきゃねーだろアタマ悪いやっちゃな</b>
<br />
<br />
<b>狭い場所にバックで入れるのは難しいが広い場所へバックで出るのは簡単。まあTPOで使い分ければいいのにバックで入れなきゃイカンと思い込んでる 馬鹿には理解不能かね?</b>
<br />
<br />
<b>馬鹿かお前は? 状況は変わっていくんだよ</b>
<br />
<br />
などの不毛なやりとりもありました。
<br />
<br />
ちなみに、2位の「車にやたら傷がついている」ですが、知り合いの警察官によると、車がやたらと汚かったり傷だらけだったりするのは、職質をかける基準のひとつなのだとか。やましいことがある人もない人も、お気を付けあれ。
<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10">
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</div>
<p>ランキングには入ってないけれど、ネット上で意外に多かった意見が「ムダに車間をとる」という声。
<br />
<br />
<b>ムダに車間あけてるやつって 右折車に直前に突っ込まれたりしてブレーキ踏んだりして、結果的に流れを乱しているよな</b>
<br />
<br />
などの意見が。
<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_26840/column_heta_3.jpg" width="600" alt="▲事故防止のためにも、ある程度の車間は必要なのは忘れずに" class="" />
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</div>
<p>そして、極めつけ。
<br />
<br />
<b>運転うまいアピールする奴<br />
これに尽きる<br />
バックが下手とか可愛く見えるレベルで</b>
<br />
<br />
アピールしすぎは、逆に運転下手だなと思われているようですよ!
<br />
<br />
「自分の運転はヘタじゃない、どちらかと言えば上手い部類」と思っているアナタ。一度、自分の運転を見直してみてはいかがですか?
<br />
</p>
<!-- nodisplay start -->
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<!-- nodisplay end -->
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<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="http://ranking.goo.ne.jp/column/goorank/43131/" target="_blank">「あ、こいつ車の運転下手くそだな」と思われる人の特徴ランキング</a>(gooランキング)</li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/" target="_blank">カーセンサーで中古車を探してみる</a></li>
</ul>
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[title] => 横断歩道の手前で一時停止するドライバーは東京にはほとんどいない!?
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[description] => 道路交通法38条の内容をざっくり言うと、「横断歩道の近くでは、横断しようとする歩行者または自転車が明らかにいない場合以外は徐行しろ。横断しようとしている場合は、横断歩道の手前で一時停止しろ」ということになる。筆者は運転免許を取得して以来、この条項をひたすら愚直に守り続けているが、しかしよく考えてみると、歩行者としての立場で道を歩いている際に、信号機のない横断歩道で車に止まってもらった記憶がほとんどない。
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<!-- TopBlogsPlusImage start --><img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_26930/hodo_01.jpg" width="600" alt="▲筆者が横断歩道を渡ろうとしているのに、お構いなしに突っ込んでくるタクシー。残念ながら日常茶飯事の光景だ" class="" /><!-- TopBlogsPlusImage end -->
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲筆者が横断歩道を渡ろうとしているのに、お構いなしに突っ込んでくるタクシー。残念ながら日常茶飯事の光景だ</span><!-- nodisplay end -->
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<h3>道交法38条をきちんと守っているドライバーは全体の数%?</h3>
<p><!-- short sentence start -->道路交通法第38条の内容をざっくり言うと、「横断歩道の近くでは、横断しようとする歩行者または自転車が明らかにいない場合以外は徐行。横断しようとしている場合は、横断歩道の手前で一時停止」ということになる。筆者は運転免許を取得して以来、この条項をひたすら愚直に守り続けているが、しかしよく考えてみると、歩行者としての立場で道を歩いている際に、信号機のない横断歩道で車に止まってもらった記憶がほとんどない。<!-- short sentence end -->ということで、世のドライバーは信号機のない横断歩道手前でどういう行動をとっているのか? を調べてみたわけだが、結果は「調べなきゃよかった……」という残念なものになってしまった。
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調査方法は、東京都目黒区の筆者自宅近くにいくつかある「信号機のない横断歩道」数ヵ所をひたすら観察し、とりあえず1ヵ所につき車100台分のデータを取ってみるというもの。まずは、目黒通りの1本裏を平行して走っている2車線道路の横断歩道を観察する。ここは下の写真内に「飛び出し注意」の看板があることからわかるように、2車線道路に対して細い路地が直角に交差している。この路地から横断歩道を渡ろうとして、筆者自身も何回かヒヤッとしたことがある場所だ。
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<img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_26930/hodo_3.JPG" width="600" alt="▲見えにくいが自転車が1台、横断しようとしている。しかし通行する車は止まるそぶりすら見せず……" class="" />
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲見えにくいが自転車が1台、横断しようとしている。しかし通行する車は止まるそぶりすら見せず……</span><!-- nodisplay end -->
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<p>結果は、きちんと一時停止した車は100台中わずか2台。……たったの2%である。しかも2台のうち1台は警察のパトカーで、もう1台は横断歩道のすぐ近くにある大きな薬品会社の営業車。前者の一時停止はまぁ当たり前で、後者は、たぶんだが、会社の方から「営業所の近くではくれぐれも安全運転と歩行者保護に努めるように」というような指導が入っているのだろう。いずれにせよ、もしもパトカーとその営業車が通らなければ「不停止率」は100%だったかもしれない。
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続いて駅前付近にある横断歩道を観察する。ここは駅から数百メートル続く一方通行の道というか商店街があり、夕方や休日は車両進入禁止となる。その商店街の途中に一ヵ所、商店街を左右に横切る車に対しての横断歩道があるのだ。
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</p>
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<img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_26930/hodo_04.jpg" width="600" alt="▲東急東横線・学芸大学駅の商店街途中にある信号機のない横断歩道。ここは果たして?" class="" />
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲東急東横線・学芸大学駅の商店街途中にある信号機のない横断歩道。ここは果たして?</span><!-- nodisplay end -->
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<p>ここでの「停止率」はさすがに先ほどと比べると高く、100台中9台の車が横断意思者の存在を確認して一時停止した(それでもたった9%だが……)。ここの場合はマナー良く一時停止するというよりも、「強引なオバチャン買い物客が無理やり渡ろうとするので、仕方なく止まった(本当は止まらずに行きたいけど)」というニュアンスのドライバーが多かったようだ。
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</p>
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<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲母子が横断歩道を渡ろうとしていますが、誰も止まってくれません</span><!-- nodisplay end -->
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<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲まだ止まりません。横断待ちの歩行者が増えてきました</span><!-- nodisplay end -->
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<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲やっと渡れました……</span><!-- nodisplay end -->
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<p>かわいそうなのは写真下のレクサスRXの運転手さんだ。このドライバーはマナー良く(というか本当はそれが当然なのだが)横断歩道の前で一時停止し、歩きの買い物客を先に通した。が、するとRXのすぐ後ろにいた黒いM・ベンツSクラスのドライバーが「なに止まってんだ! 早く行けよ!」とばかりに、けたたましくクラクションを鳴らし続ける。RX氏はそれでも停止して頑張っていたのだが、黒ベンツのクラクション攻撃があまりにも執拗なため、「遺憾ながら、御免……」といったニュアンスで、まだ歩行者が横断中なのにゆっくりと前進を始めた。下の写真に写っている4人の歩行者全員が画面左の方を見ているのは、そういった理由である。
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</p>
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<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲法規どおり停止したところ、後ろの黒いベンツSクラスに警笛を鳴らされまくって困惑するレクサスRX</span><!-- nodisplay end -->
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<p>次に観察した目黒通りと駒沢通りを結ぶ道の途中にある信号機のない横断歩道は、停止率1%。100台中、まともに止まってくれた車は某企業の営業車1台のみだった。<br />
</p>
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<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲傘をさした自転車の女性が横断歩道を渡ろうとしていますが、ほとんどのドライバーは見て見ぬふり</span><!-- nodisplay end -->
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<p>いいかげんウンザリしつつも、次なる観察ポイントへ行く。東急東横線の学芸大学駅から目黒区の五本木交差点へと続く抜け道の途中にある横断歩道だ。
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</p>
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<img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_26930/hodo_010.jpg" width="600" alt="▲黒いTシャツの男性が渡ろうとしています。向こう側のタクシーは止まりましたが、手前の車が……" class="" />
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<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲と思ったら、向こう側のタクシーはただすれ違えなかっただけ! 結局Tシャツの男性はしばらく渡れず</span><!-- nodisplay end -->
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<p>ここも停止率は他と同様にかなり低く、100台中、道路交通法第38条をきちんと守ったドライバーは4台だけだった。本当はもう何ヵ所かで観察を重ねるつもりだった筆者だが、「……もういいや」と思い、カメラとメモ帳をしまって帰路についた。この程度の調査で学術的な論文はもちろん書けないが、冒頭で申し上げた「歩行者としての立場で道を歩いている際に、信号機のない横断歩道で車に一時停止してもらった記憶がほとんどない」という記憶の正しさが、個人的には100%証明されたと確信できたからだ。
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横断歩道の手前で止まらないドライバーにも、「大変申し訳ないけど仕事で急いでるから……」とか「止まりたいのはやまやまだけど、下手に止まると後ろの車に追突されそうで……」「ボクが止まっても対向車線の車が止まらないと、歩行者がはねられちゃうし……」など、いろいろな言い分はあるのだろう。全員が全員、先ほどの「クラクション攻撃をカマした黒ベンツ」のような問題ドライバーではないことは知っているつもりだ。
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しかしそれでも、「国境のない世界」ではないが、「みどりのおばさんが必要ない横断歩道」をイマジンしたいと思うのだ。1人のドライバーとして、人間として。
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</p>
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<img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_26930/hodo_012.jpg" width="600" alt="▲「みどりのおばさん」には申し訳ないですが、彼女らがみんな失職する車社会を目指したいものです" class="" />
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲「みどりのおばさん」には申し訳ないですが、彼女らがみんな失職する車社会を目指したいものです</span><!-- nodisplay end -->
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<div class="author">text/谷山 雪 photo/編集部</div>
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