車選びで大きなポイントとなる「ボディカラー」。なかには色が決め手になったという人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、自動車と色の関係に注目。世界で人気のカラーや、あの人気車種の売れ筋カラー、ボディカラーの人気の変遷など“いろいろ”なサイトを取り上げてみました。

世界で最も人気なのは「ホワイト系カラー」

2012年デュポン世界自動車人気色調査報告書(デュポン リフィニッシュ)
自動車のカラーの人気ランキングと、世界の主要自動車市場のトレンドが示された報告書。世界全体では「ホワイト」が1位、「ブラック」が2位、「シルバー」3位に輝いています。ちなみに、インドではなぜか3位にブラウンが、中国ではグレーがランクイン。世界各地の動向を見るのもなかなか楽しいですよ。

ダイハツ タントは赤が売れ筋?

売れ筋&カラーランキング(神奈川ダイハツ)
神奈川ダイハツで販売されている車の売れ筋とボディカラーのランキングを発表しています。一般的に人気があるブラック系やホワイト系に混じって、レッド系が健闘。「ライトローズマイカメタリック」 や「ムースピンクパール」などがランクインしていました。

最も優れたカラーデザインはスバル「VX」!?

オートカラーアウォード2013各賞決定!!(日本流行色協会)
自動車のカラーデザインコンテスト「オートカラーアウォード2013」の結果を掲載。グランプリは、スバル XVのデザートカーキ(エクステリア)&ブラック(インテリア)でした。「ソリッドカラーだが立体感、豊かな表情を創出している」、「クルマのキャラクターに合った色、時代性もある」といった理由が挙げられています。

40年にわたるボディカラーの変遷がわかる

日本のクルマの色彩潮流(JAMAGAZINE|日本自動車工業会)
日本流行色協会で広報部課長(執筆当時)だった川村雅徳氏が、国産車におけるボディカラーの流行変遷を解説しています。40年間にわたる車のボディカラートレンドは、「有彩色」「ホワイト」「無彩色」の3時代に分けられるとか。時代背景に絡めながら流行を分析しており、読み応えは十分です。

まとめ

中古車において、人気カラーは価格が高くなる条件のひとつ。あえて人気車の不人気カラーを狙うのも賢い買い方のひとつと言えます。前述したデュポンレポートによると「日本の小型車部門では、ナチュラルな色やアース調の色を多く使ったエコトレンドの勢いが強く、今後の市場展開で、この傾向が強くなることを予想しています」(原文ママ)とのこと。この分析を利用すれば「安く買って高く売る」なんてこともできるかもしれませんね。

※サイト情報は2013年10月16日時点

2012年デュポン世界自動車人気色調査報告書(デュポン リフィニッシュ)

2012年デュポン世界自動車人気色調査報告書(デュポン リフィニッシュ)

売れ筋&カラーランキング(神奈川ダイハツ)

売れ筋&カラーランキング(神奈川ダイハツ)

日本のクルマの色彩潮流(JAMAGAZINE|日本自動車工業会)

日本のクルマの色彩潮流(JAMAGAZINE|日本自動車工業会)