人気の新車をクローズアップ! ホンダ フリード編【後編】
カテゴリー: クルマ
タグ: 日産 / ホンダ / ボルボ / ルノー / ステーションワゴン / ミニバン / 家族向け / エディックス / カングー / フリード / NV200バネット / V70
2017/01/27
使い方によってサイズを賢く選ぶのが◎
3列シートのコンパクトミニバンは、新しいカテゴリーかつ日本独自の文化。輸入車に選択肢はほぼない。フリードのライバルはずばりトヨタ シエンタだ。シエンタは15年7月にフルモデルチェンジした。どちらも乗車定員6、7人のコンパクトミニバンでハイブリッドもある。カタログ燃費がともに最高27.2 ㎞/Lというあたりからもガチンコの関係であることがわかる。
近頃、スズキ ソリオ、ダイハツ トールなど、フリード、シエンタの一つ下のサイズのハイトワゴンも盛り上がりを見せている。ソリオにはハイブリッドもある。車内スペースは欲しいが定員は5人でいいという人は、検討する価値がある。
一方でフリードやシエンタは定員いっぱいの6、7人が乗った状態ではラゲージスペースはミニマム。多人数乗車+荷物積載を求めるなら一つ上のサイズのホンダ ステップワゴン、日産 セレナ、トヨタ ノア/ヴォクシーあたりがターゲットに。
フリードを魅力的だと思った方へ、オススメの中古車はこちら
さて、ここまで人気のフリードをクローズアップしてきたが、ちょっと新車で買うには予算オーバー、なんて人もいるのでは? そんな方に、自動車ライター塩見智と編集部員がオススメの中古車をセレクト。お得に手に入るこんなモデルはいかがだろうか。
日産 NV200バネット(現行型)
全長4.5m未満で6人以上の定員を確保する国産乗用車は、ほとんどフリードとシエンタしか存在しないのだが、実は日産 バネットの乗用ワゴンタイプもその条件をクリアする。本来商用バンとして開発されているため、乗り心地や静粛性にはある程度目をつむる必要があるが、逆に荷室容量はフリードもシエンタもしっぽを巻いて逃げるほど。普段はかさばる荷物を積むが、時に6、7人乗せる必要があるような人にオススメ。(塩見)
ボルボ V70(2代目)
自宅や職場などで日常的に立体駐車場を使う人の場合、全高が1550㎜を超えるモデルはどんなに素敵でも候補から外さざるを得ない。低い全高で乗車定員7人を実現するには、一時期のホンダ オデッセイか、少し古いメルセデス・ベンツ Eクラスワゴンかボルボ V70を選べばよい(テスラ モデルSにもあるが高価)。2000~07年まで販売されていたV70(2代目)は車両価格100万円未満で多数の個体を見つけられる。(塩見)
ホンダ フリード(初代)
フリードの魅力は、先代から引き継いだ街乗りで扱いやすいサイズに、6人以上の乗車が可能な3列目のシートを装備している点。であれば、ここは素直に“出来の良い”先代モデルから検討したい。ガソリン車なら、予算は現行型新車価格の半額程度、なんと総額120万円前後で、走行5万㎞未満の物件も選べる。これはかなりお得だ……。(編集デスク・大脇)
ホンダ エディックス(初代)
ミニバンではないが「家族で楽しく乗れる車」というお題で考えてみると、前席も後席も3人掛けのシートという斬新なレイアウトをもつエディックスをオススメしたい。前席に運転手を含めた3人が横に並べるため、家族でお出かけするシーンでは、他の車にはないワクワク感を味わうことができるだろう。(編集部・西村)
ルノー カングー(現行型)
フリードの第一印象はボディカラーがとってもおしゃれ! 今回撮影した車は黒だったが、代表色のブルーホライゾン・メタリックなどはまるでフランス車のよう。というわけで、フランス車をチョイスした。流通量もまずまずで、中古車市場でもカラーが豊富。総額150万円前後で選べれば、フリードよりもちょっとお得感があるだろう。(編集部・溝上)
【解説した人】塩見智
1972年、岡山県生まれ。自動車雑誌編集部を経てフリーランスの自動車ライターへ。最近、カーセンサーnetを数十クリックした結果、ディーゼルのボルボ V40を購入。
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