みなさんはドライブの行き先を決めたり、行った先で何を食べるか、どうやって決めていますか。とりあえずガイドブックを調べる? 食事は現地で目に入ったお店? 今回はドライブ先や立ち寄り先を決める際に役立つアプリ「TripDrip」をご紹介します。

このアプリは、先月開催された最先端ITとエレクトロニクスの総合展「CEATEC」において、ホンダのブースで展示されていたアプリです。iOS版のみで無料です。

アプリを立ち上げると【図1】のような画面が表示されます。現在地に連動したレストランやホテル、ショッピングなどの情報が、まるでコーヒーを抽出するかのように、画面の上から降ってくる感じで更新されていきます。そのため名前に「Drip」と入っていたり、アイコンが水滴のようになっているのです。

画面上の検索窓で調べたい住所を入力すれば、その周辺の情報を表示することもできます。周辺情報をタップすると【図2】のような詳細画面へ。情報自体は「ぐるなび」や「Yahoo!トラベル」などの詳細ページです。

ちなみに「まるでコーヒーを抽出するように」情報が更新されるのは、商業施設などの多い大都市部だけのようです。ともあれ、ドライブへ出かけた先で「何を食べようかな」と迷った際などには便利ですね。

【図1】の画面右下の「地図」をタップすると【図3】のような地図を表示してくれます。地図上の写真のマークをタップすると、【図2】のような詳細画面か、ルート表示(【図4】)を選べます。

ホンダのインターナビの利用者なら、このルート情報をカーナビに送ることができます。同様に詳細画面である【図2】の右下の、徒歩マークや車マークをタップしても、それぞれルートを表示することができます。

そのほか検索窓をタップすると「特集から探す」を選ぶことができます。特集は「富士山を愛でる場所」や「東京周辺素敵な夜景マップ10」などがあります。

紹介されているエリアが少し首都圏に偏っているので、使える情報がないという方もいるかと思いますが、そこは今後の情報の更新に期待したいところです。ともかく無料のドライブガイドアプリを試してみたい人や、ホンダのインターナビの利用者は、一度ダウンロードしてみてはいかがでしょうか。

Text/籠島康弘

「TripDrop」。iOS版のみで無料。条件/iOS5.0以上。詳細はiTunesで確認を

「TripDrop」。iOS版のみで無料。条件/iOS5.0以上。詳細はiTunesで確認を

【図1】現在地や指定した住所周辺のグルメ、レジャー、ホテル、ショッピングなどの情報が表示される。また当日のニュースもある

【図1】現在地や指定した住所周辺のグルメ、レジャー、ホテル、ショッピングなどの情報が表示される。また当日のニュースもある

【図2】詳細情報は「ぐるなび」や「Yahoo!トラベル」などの情報提供元のサイトに掲載されている内容。使い方はそれぞれのサイトに準じる

【図2】詳細情報は「ぐるなび」や「Yahoo!トラベル」などの情報提供元のサイトに掲載されている内容。使い方はそれぞれのサイトに準じる

【図3】「神奈川県足柄郡箱根町」と「和食」で検索した際の地図表示。このように「どこで」「何を探す」の2つを掛け合わせて検索することもできる

【図3】「神奈川県足柄郡箱根町」と「和食」で検索した際の地図表示。このように「どこで」「何を探す」の2つを掛け合わせて検索することもできる

【図4】行き先までのルートを表示。紫のマークをタップすると交差点の右左折などを教えてくれるが、ナビ機能はない

【図4】行き先までのルートを表示。紫のマークをタップすると交差点の右左折などを教えてくれるが、ナビ機能はない