週末や連休のドライブで気になるのは、やはり渋滞情報。出発前に日本道路交通情報センターのHPなどを確認する人も多いだろう。最近ではスマホで簡単に現在の道路状況を把握できるアプリがいくつかあるが、今回取り上げる無料アプリ「ACCESS交通情報」(iOS版のみ)もそのひとつ。特徴は各区間の移動時間の目安や、6時間前までさかのぼって道路状況の変化がわかることだ。

帰省で大きな渋滞が発生する正月の新潟から東京までの区間で実際に試してみた。アプリを立ち上げると【図1】の画面に。東名阪の都市高速以外はエリア別に分けられているので、北信越エリアを選択すると【図2】に。今回の場合、東京まで走るので北信越エリアだけでなく関東エリアの情報も見たいところ。その場合は指先で画面を左にスライドするだけでOK。いちいちトップに戻ってエリアを選び直さなくても、他のエリアの情報も閲覧できる。

また【図2】で画面の「これまでの経過」をタップすれば【図3】のようにスライダーが現れる。この画面で、最大6時間前の道路状況を確認することが可能だ。今回の場合、なるべくチェーン規制を避けるべく過去の状況を確認したところ、関越トンネル手前のチェーン規制がほんの30分前に解除されたのがわかった。ちょうど気温の上昇してきたお昼時、渋滞はこの時点で発生していないことを確認し東京へ向け出発した。

新潟県~群馬県と順調に進んだが、途中、事故渋滞が発生し一般道に迂回して東京に向かうことになった。現状の渋滞がどこで何㎞あるかを調べるだけでなく、時間による渋滞の変化や道路規制の変遷を見ることで、ドライバーが渋滞回避などの判断がしやすくなるのは間違いない。今度の週末に、ぜひ有効活用してほしいアプリだ。

Text/籠島康弘

「ACCESS交通情報」。iOS版のみで無料。(財)日本道路交通情報センター(JARTIC)の公認アプリ。条件/iOS3.1.3以上。詳細はitunesで確認を

「ACCESS交通情報」。iOS版のみで無料。(財)日本道路交通情報センター(JARTIC)の公認アプリ。条件/iOS3.1.3。詳細はitunesで確認を

【図1】アプリ起動時の画面。日本地図風にエリアが並んでいてわかりやすい

【図1】アプリ起動時の画面。日本地図風にエリアが並んでいてわかりやすい

【図2】北信越エリアを表示したところ。右にスライドすれば東北エリア、左にスライドすれば関東エリアと、隣接するエリアをすぐ確認できる

【図2】北信越エリアを表示したところ。右にスライドすれば東北エリア、左にスライドすれば関東エリアと、隣接するエリアをすぐ確認できる

【図3】スライダーを使って1時間前の道路状況を表示。その時点ではまだ関越トンネル手前でチェーン規制があったことがわかる

【図3】スライダーを使って1時間前の道路状況を表示。その時点ではまだ関越トンネル手前でチェーン規制があったことがわかる

【図4】【図2】の「区間所要時間」をタップするとこの画面に。どれだけ移動時間がかかるかの目安がわかる

【図4】【図2】の「区間所要時間」をタップするとこの画面に。どれだけ移動時間がかかるかの目安がわかる