損害保険ジャパンと日本興亜損害保険は、スマートフォンアプリ「Safety Sight」Android版の提供を10月15日より開始した。同アプリにはiPhone版の機能に加え、新しい試みとして交通標語を起動時に通知する機能が加えられている。

「Safety Sight」は安全運転を支援するアプリで、車のインパネなどにスマートフォンを設置し利用する。カメラで得られた情報をもとに車間距離を認識し、前方車両の接近時や発進時に音声で知らせる「前方車両接近アラート」や「前方車両発信お知らせ」など様々な機能でドライバーをサポートする。8月に公開されていたiPhone版では、App Storeのユーティリティ無料部門で1位を獲得している。

今回公開されたAndroid版は「安全運転」を声で呼びかける機能が追加されており、埼玉県内でのアプリ起動時に埼玉県警の交通標語「車間距離は2秒以上とりましょう。0102(ゼロ・イチ・ゼロ・ニ)」を音声で通知する。

危険を回避するには、前車の通過地点を2秒後に自車がさしかかるくらいの車間距離が必要。「1、2」と数えると実際の2秒よりも短くなってしまいがちだが、「0、1、0、2」と数えることで安全な“2秒分の車間距離”を計ることができるという。

「Safety Sight」では今後、埼玉県以外でも各都道府県固有の安全運転に関するメッセージを通知するなど、地域ごとの特色を生かした交通安全予防機能を追加していくという。

Android OS2.2以降のスマートフォンに対応。「Google Play」から無料でアプリをダウンロードでき、両損保契約者以外でも利用可能

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アプリ起動時の走行中画面。前方車両の形や大きさを認識し、前方車両の接近や発進を知らせてくれる

アプリ起動時の走行中画面。前方車両の形や大きさを認識し、前方車両の接近や発進を知らせてくれる