【クルマ神アプリ】どこCar [iOS]
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2012/10/10
初めて止める駐車場、しかも広くて目印になるものが乏しい場合、戻ってきて自分の車を探すのに苦労した経験はないだろうか。そんなときに便利なのがiOSアプリの「どこCar」。リリースしたのはカーナビのイクリプスで有名な富士通テン。同社のカーナビがなくても使え、しかも無料だ。
ちょうど東京ビッグサイトで取材があったので、このアプリを使ってみた。ここの海沿いの広い駐車場は誘導員が来た車を順番に整列するだけで、路面に線もなく、周囲に目印も何もない、ただただ広大な土地。実は過去にもここに車を止めて、帰りに大変な思いをした経験がある。何度か来ているのに、どうしてもこの駐車場には苦労する。実際、この日も一緒に来たカメラマンは同様の状況に陥っていた。
使い方は簡単だ。まず車を降りたら(あるいは車内で)アプリを立ち上げ「駐車位置の登録/修正」をタップする(【図1】)。するとマップが現れる(【図2】)。青い丸の示す場所でよければ下の「OK」をタップ。右の「位置修正」で場所を修正することもできる。OKすると赤いピンが打たれて、登録されたことがわかる。これでアプリを終了し、駐車場を離れて用事が済むまで何もしなくてOK。
さて用事が終わり、駐車場へ向かいながらもう一度アプリを立ち上げる。【図1】で今度は「駐車位置に戻る」をタップ。するとAR(拡張現実)機能を使って、駐車位置が赤いアイコンで、方向が矢印で示される(【図3】)。また画面の上に自車までの距離も表示されている。
【図4】を見てもらうとわかるように、残り約50mになっても似たような景色。なかなか自車を見つけられない。とにかく指示されるがまま進んでみた。するとようやく青い自分の車が視界に入り、あとは自力でたどり着いた。その際のアプリ画面が【図5】。画面上には「この辺り」とあった。
後日、商業ビル内の立体駐車場でも試してみたが、GPSを利用するため駐車位置の登録の際に多少修正は必要なものの、先日の東京ビックサイトのときと同様に使うことができた。また駐車位置を登録する際に写真でメモを撮ることもできる(【図2】の右上参照)。例えば何階のAブロックに駐めた、などがわかるような標識を撮っておくと、この手の立体駐車場でも便利だ。
GPSの誤差があってピタリとまではいかないが、自車が見える所まではほぼ誘導してくれる。また時々ARでの矢印が右や左に揺れる(迷う)こともあるが、無料なのだし、それくらいは目をつぶれる。それよりもAR機能を使って車を探す作業のほうが、ちょっと近未来っぽさもあって楽しかった。みなさんも一度試してみてはいかがだろう?
iOS版/無料。
条件: iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5、iPad 2 Wi-Fi + 3G、およびiPad Wi-Fi + 4G に対応。 iOS 4.0 以降が必要
Text/籠島康弘