レクサス HS250h 【ニューモデル】
カテゴリー: レクサスの試乗レポート
2009/08/20
「地球」「人」「上質」との調和をテーマに開発されたヒューマンセダン
PERFORMANCEエンジン種類やミッション、最新装備などを解説
レクサス初となるハイブリッド専用車
RXを除けば初となるFF駆動、さらにハイブリッド専用車と初ものづくしなのがHS250h。ハイブリッドシステムはエスティマ(これは4WD)や北米で販売されているカムリハイブリッドと同じTHSIIを搭載。ただしチューニングは若干異なり、トランスミッションには冷却装置を追加するなど信頼性を向上させている。ベースグレードで395万円というのもニュースである。
DRIVING実際に運転してのドライビングフィールを解説
すっきりとした乗り味 オススメは17インチ仕様
試乗車にはオプションの18インチタイヤが装着されていたが、どうも車両の動きがしっくりこない。しかし、これが少し足回りを強化したバージョンSになると手応えががらっと変わりなかなかスポーティ。最も好印象だったのは17インチ。レーンチェンジ時には何もなかったかのようにスッとボディが収まる。言い換えると「スッキリ」とした乗り味だった。
SPACE室内空間の広さや演出を解説
所有する喜びを満たす質感の高い内装と先進機能
ナビのモニター位置、すっと左手を添えた先にあるリモートタッチなどの操作デバイス。どれもが見やすく使いやすい。視認性と操作性の両立という言葉も結構納得できる。ヒップポイントも高く、乗降性も良好。内装も上位グレードになるが、前席ベンチレーション機能やサドルタン、キャメルイエローの本革シートなど斬新な色遣いも注目ポイントである。OWNERSHIPスタイルや品質など所有する喜びなどを検証
ライバルはいないくらい独自の世界を構築
HS250hが発売されてからレクサスの店舗に来る人が非常に増えているとのこと。プリウスの納車待ちもあり、この車にシフトする人も少なくないとのことだが、何よりもレクサスのもつ高いホスピタリティにハイブリッドという記号性は最先端を求めるユーザーにピッタリ。
輸入車のプレミアムモデルもライバルにならないほど、HS250hは独自の世界を構築している。
SPECIFICATIONS
グレード | バージョンL |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | CVT |
全長×全幅×全高(mm) | 4700×1785×1505 |
ホイールベース(mm) | 2700 |
車両重量(kg) | 1640 |
乗車定員 | 5人 |
エンジン種類 | 直4DOHC+モーター |
総排気量(cc) | 2362 |
最高出力 | 10kW(150ps)/6000rpm ※ |
最大トルク | 187N・m(19.1kg-m)/4400rpm ※ |
車両本体価格 | 535.0万円 |
RATING走行性能だけでは車は語れない。そこで快適装備の充実度や安全性の高さ、環境性能、燃費、バリューの5つのポイントで評価する
EQUIPMENT(装備)
全グレードにG-Link対応のHDDナビが標準装備。最上級のバージョンLではメーカーオプションのマークレビンソンオーディオや18インチアルミ&タイヤくらいしか選べないほどフル装備。
SAFETY(安全性)
バージョンLには後方プリクラッシュセーフティシステムを含むアクティブセーフティ機能がフル装備。その他のグレードでも星4つがつくほど、安全装備は充実している。
ECO(環境性能)
2005年度基準排出ガス規制は75%で星4つ。2010年度燃費基準も+25%と最高レベル。これにエコプラスチックなどの積極採用でCO2排出量を約20%削減しているなど環境面の提案も多い。
MILEAGE(燃費)
10・15モード燃費は23.0km/L。同クラスの車と比べてもほぼ倍の値。プリウス同様、電気のみで走行できるEVモードなど3種類の走行モードで燃費向上に寄与。実用燃費も高い。
VALUE(バリュー)
ライバル不在の独自ポジションをもつのがHS250hの真価である。ハイブリッドというインテリジェンスとレクサスのもつ高級感。所有する喜びも含め、唯一無二の価値と言えるでしょう。
総合評価
24

レクサス HS250h 【ニューモデル】/試乗レポート
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