常にしなやかな安心の走りを実現、レクサスのフラッグシップモデル

  • レクサス LS 走り|ニューモデル試乗
  • レクサス LS インパネ|ニューモデル試乗
  • レクサス LS フロントシート|ニューモデル試乗

PERFORMANCEエンジン種類やミッション、最新装備などを解説

グレードごとに仕様を明確化

内外装の変更とともに、グレードごとの方向性をより明確にするため、標準モデルのほか、ハンドリング性能を高めたバージョンSZ、最上級仕様と してリアシートリラクゼーションシステムを標準装備するVIP仕様、バージョンUZを設定。同時にLS460には4色のボディカラーを追加、合計10色と選択肢を広げた。

DRIVING実際に運転してのドライビングフィールを解説

ダイレクト感のある走りが楽しめる

試乗したバージョンSZは19インチタイヤの採用や新開発の減衰力可変式ショックアブソーバーを搭載するサスペンション、ATのシフトタイミングもスポーティな方向に専用チューニング。パドルシフトによる積極的な変速も可能で、LSのもつしなやかな乗り味を残しながらも、スポーティな走りが味わえる。
  • レクサス LS460 バージョンUZ リアシート|ニューモデル試乗
  • レクサス LS アルミホイール|ニューモデル試乗
  • レクサス LS リアスタイル|ニューモデル試乗

SPACE室内空間の広さや演出を解説

何と3万通り以上の組み合わせ

今回、シート、ドアトリム、ルーフ、本木目パネルなどで、多彩なカラーリングと素材を選んで組み合わせることで3万通り以上のコーディネイト が可能な「L-SELECT」をオプション設定。納期は若干かかるが、世界で「自分だけの一台」が作れる喜びは何者にも替え難い。

OWNERSHIPスタイルや品質など所有する喜びなどを検証

改めてLSを所有する喜びを提案

開発を担当したチーフエンジニアの渡辺氏によれば現在LSを所有する顧客は「プロのユーザー」であるという。ほかにも高級車を所有し、目の肥えた車好きという意味である。今回はそれらの顧客がLSに求めていた部分を真摯に受け止め改良した密度の濃い内容。改めてLSの高い価値を提案する。

SPECIFICATIONS

グレード LS460バージョンSZ・Iパッケージ
駆動方式 FR
トランスミッション 8AT
全長×全幅×全高(mm) 5060 x 1875 x 1465
ホイールベース(mm) 2970
車両重量(kg) 1940
乗車定員 5人
エンジン種類 V8DOHC
総排気量(cc) 4608
最高出力 283kW(385ps)/6400rpm
最大トルク 500N・m(51.0kg-m)/4100rp
車両本体価格 945万円

RATING走行性能だけでは車は語れない。そこで快適装備の充実度や安全性の高さ、環境性能、燃費、バリューの5つのポイントで評価する

総合評価17/ 25
EQUIPMENT(装備)5/ 5
バージョンSZはBBSの鍛造アルミを標準で履くなど、走りにウェイトが置かれているが、G-LINK対応のHDDナビなどもフル装備。さら にIパッケージではシート表皮がセミアニリンにグレードアップする。
SAFETY(安全性)4/ 5
VDIMやVSCは全グレード標準装備だが、プリクラッシュセーフティはLS460LとLS460の最上級グレード以外はオプション。ステレ オカメラを使ったより高機能タイプやナイトビューも新設定された。
ECO(環境性能)3/ 5
平成17年度排出ガス基準は75%低減で星4つ、平成22年度燃費基準は+10%を達成。またエコカー減税には非対応だが、廃車(13年超)を伴う新車購入ではL460、LS460Lは25万円の補助金が受けられる。
MILEAGE(燃費)1/ 5
LS460の10・15モード燃費は9.1km/L(FR車)だが、ムーンルーフが装着されていた試乗車は重量増により、燃費は8.7km/Lまで低下 する。購入時には重量増による燃費低下をチェックしておきたい。
VALUE(バリュー)4/ 5
グレードごとの個性化、富裕層に応える装備やL-SELECTなどの新提案。安全性能も向上したことでトータルのコストパフォーマンス は大幅に向上、LSの価値はさらに高まったと言っていいだろう。
写真:尾形和美 文:高山正寛