海外試乗_オペル アストラクーペ 【プレイバック試乗記】
カテゴリー: オペルの試乗レポート
タグ: クーペ
2008/07/16
※この記事はカーセンサー関東版16号2000年4月27日発売号に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
アストラ本来の実用性の高さに加え、魅力的なデザインのニッチ・モデル
↑程良いスポーツ性を持ち合わせ、クーペらしい軽快なハンドリングが楽しめる(左)サイドラインとエレガントなルーフライン、ショートデッキはアストラクーペの見せ場(右)
オペルは古くから量産車をベースにしたクーペ、あるいはカブリオレといった、いわゆるニッチ・モデルをリーズナブルに提供してきた。アストラクーペはまさにそうした流れをくむスポーティクーペだ。イタリアのベルトーネへ主要コンポーネントを持ち込んで生産されるのは先代アストラカブリオレと同様である。イタリアのサルデーニャ島で国際試乗会が開催されたのは、そのためではないだろうが、地中海の春の光と爽やかな風、そして気持ちよく続く海岸道路がアストラクーペと実によくマッチして洒落た気分を満喫できた
セダンやハッチバックと比べ、シャーシやサスペンションはスポーティな味つけ
↑NAの1.8Lはすでにアストラやベクトラに搭載されているもの。日本に導入された2.2Lは新開発のオールアルミ製となる(左)メーターはホワイトとブラックの2色が用意され、いずれもデザインはスポーティにまとめられている(右)
搭載されるエンジンは1.8Lと2.2L、そして2000年秋追加される2Lターボの3タイプで、いずれも直4DOHC。日本へは2.2LにATを組み合わせて2001年から導入された。今回用意されたのは1.8Lと2.2LのMTのみだ。走り出してまず感じるのはボディのしっかりした剛性感と、セダンやハッチバックに比べてシャーシやサスペンションがスポーティに味つけされていることだ。程良いスポーツ性を持ち合わせクーペらしい軽快なハンドリングを楽しめる。エンジンはいずれも、実用域でのトルクを重視したもので実に扱いやすい。もちろんモアパワーを望むなら2.2Lだが、1.8Lでも大きな不満を感じることはない。
何より魅力的なのは、やはりスタイルであろう。特にルーフラインとショートデッキの関係が美しい。それでいてアストラ本来の実用性の高さを兼ね備えているのだから文句はないのである。
SPECIFICATIONS
主要諸元のグレード | クーペ2.2L |
駆動方式 | 2WD(FF) |
トランスミッション | 5MT |
全長×全幅×全高(mm) | 4267×1709×1390 |
ホイールベース(mm) | 2606 |
車両重量(kg) | 1260 |
乗車定員(人) | 5 |
エンジン種類 | 直4DOHC |
総排気量(cc) | 2198 |
最高出力[ps/rpm] | 147ps/5800rpm |
最大トルク[kg-m/rpm] | 203N・m/4000rpm |
10・15モード燃費(km/L) | ー |
ガソリン種類/容量(L) | 無鉛プレミアム/52 |
車両本体価格 | ー |
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