【試乗】新型 BMW 4シリーズクーペ M440i|スタイル、インテリア、エンジンサウンドのどれもが一級品のスポーツクーペ
2021/03/06
▲2020年10月に発売となった新型BMW 4シリーズクーペ。自動車テクノロジーライターの松本英雄氏による公道試乗の模様をレポート大型化したキドニーグリル
想像しなかったようなデザインを提供することが、ブランドのひとつのイノベーショ ンではないだろうか。最新のBMW 4シリーズ M440i xドライブをこの目で見た瞬間に感じたことだ。
最も特徴的なのは、この縦に長い強調されたフロントグリルであろう。
かつてフロントグリルは、自動車メーカーの象徴的なアイデンティティだった。しかし現在では、グリルにエンブレムを大きく装着するモデルが多い。
BMWはエンブレムではなくフロントグリルのみで、周りの人へそれと認知させる数少ないブランドだ。BMW 4シリーズクーペは、そのあたりを追求して達した答えなのである。
今回試乗したのは、四輪駆動グレードの「M440i xドライブ」だ。シートはオプションのもので、ソフトではあるがホールド性も高く、座面は深く調整可能なタイプである。シートを薄く作るノウハウを知った作りである。
ミッドラグジュアリーのクーペとしては、乗り手を優雅にさせるインテリアのマテリアルと、ステッチのピッチにハイエンドモデルの高級感をうかがわせる。
果たして走行性能は、いかがなものであろうか。ポジションを合わせてスタートボタンを押す。
▲エレガントで流麗なボディライン
▲縦型に大型化されたキドニーグリル
▲レザーがふんだんに使われているインテリア精度の高さを感じさせるサスペンション
高性能インライン6気筒ユニットは、ハーモニックなサウンドを瞬時にドライバーと周辺に聞かせる。これだけでも十分、性能を感じさせる演出だ。エンジンの始動は瞬時に行われ、クランキングなどという言葉を忘れさせる電光石火の速さで炎がシリンダに広がる。
シフトを手前にしてスタートだ。街中から市街地を100km程度試乗したが、奥深い重厚感あるフィロソフィーが詰まったエンジンとスポーティな味付けのサスペンションは、車の動きを活発にさせる。
一方、有料道路の第三京浜に入り加速すると、バランスの取れたハーモニックな6気筒サウンドが、ドライバーへ官能的に訴えてくる。もっとアクセルを踏みたくなる衝動を抑えつつ、一定速度でクルージングだ。
BMWは全般的にATのプログラムが細やかではあるが、ビジーなシフトは抑えられていて優雅な雰囲気を演出している。試乗した440iも、ギアを最適なポジションでロックアップして、静粛性と路面とコンタクトを怠らない。街中でも高速でも文句のつけようがない。
これだけ締め上げられたサスペンションだが、路面のアンジュレーションに対しては寛容にいなして、ステアリングに影響をきたさないような配慮がある。
▲最高出力387psを発揮する3L 直列6気筒エンジン高速巡行で感じられるゆとり
高速一定でのクルージングは、クーペの優雅さを感じられる。
しかし、なんといってもコーナーが連続したところは、正確無比なステアリング操作は可能なゆえに、xDriveの動力配分も相まって素晴らしいロードホールディングを発揮する。
パワーを使いきれなくても、ゆとりのある加速とスタビリティは誰でもが感じられる。優雅なミッドラグジュアリーを味わいたいなら、今の旬はこのM440i xドライブである。
白髪交じりの渋い大人のクーペにふさわしい1台だ。
▲優雅さとスポーティさを兼ね備えたモデルであった【試乗車 諸元・スペック表】
●BMW 4シリーズクーペ M440i xドライブ4WD
| 型式 | 3BA-12AR30 | 最小回転半径 | 5.7m |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | 4WD | 全長×全幅×全高 | 4.78m×1.85m×1.4m |
| ドア数 | 2 | ホイールベース | 2.85m |
| ミッション | 8AT | 前トレッド/後トレッド | 1.58m/1.59m |
| AI-SHIFT | - | 室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
| 4WS | - | 車両重量 | 1740kg |
| シート列数 | 2 | 最大積載量 | -kg |
| 乗車定員 | 4名 | 車両総重量 | 1960kg |
| ミッション位置 | フロア | 最低地上高 | 0.13m |
| マニュアルモード | ◯ | ||
| 標準色 |
アルピン・ホワイト |
||
| オプション色 |
ミネラル・ホワイトメタリック、ポルティマオ・ブルーメタリック、サンレモ・グリーンメタリック、ブラック・サファイアメタリック、ドラバイト・グレーメタリック、アークティック・レース・ブルーメタリック |
||
| 掲載コメント |
- |
||
| 型式 | 3BA-12AR30 |
|---|---|
| 駆動方式 | 4WD |
| ドア数 | 2 |
| ミッション | 8AT |
| AI-SHIFT | - |
| 4WS | - |
| 標準色 | アルピン・ホワイト |
| オプション色 | ミネラル・ホワイトメタリック、ポルティマオ・ブルーメタリック、サンレモ・グリーンメタリック、ブラック・サファイアメタリック、ドラバイト・グレーメタリック、アークティック・レース・ブルーメタリック |
| シート列数 | 2 |
| 乗車定員 | 4名 |
| ミッション 位置 |
フロア |
| マニュアル モード |
◯ |
| 最小回転半径 | 5.7m |
| 全長×全幅× 全高 |
4.78m×1.85m×1.4m |
| ホイール ベース |
2.85m |
| 前トレッド/ 後トレッド |
1.58m/1.59m |
| 室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
| 車両重量 | 1740kg |
| 最大積載量 | -kg |
| 車両総重量 | 1960kg |
| 最低地上高 | 0.13m |
| 掲載用コメント | - |
| エンジン型式 | B58B30B | 環境対策エンジン | - |
|---|---|---|---|
| 種類 | 直列6気筒DOHC | 使用燃料 | ハイオク |
| 過給器 | ターボ | 燃料タンク容量 | 59リットル |
| 可変気筒装置 | - | 燃費(JC08モード) | 12.4km/L |
| 総排気量 | 2997cc | 燃費(WLTCモード) | 11.2km/L └市街地:7.7km/L └郊外:11.6km/L └高速:13.6km/L |
| 燃費基準達成 | - | ||
| 最高出力 | 387ps | 最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm |
500(51)/5000 |
| エンジン型式 | B58B30B |
|---|---|
| 種類 | 直列6気筒DOHC |
| 過給器 | ターボ |
| 可変気筒装置 | - |
| 総排気量 | 2997cc |
| 最高出力 | 387ps |
| 最大トルク/ 回転数n・m(kg・m)/rpm |
500(51)/5000 |
| 環境対策エンジン | - |
| 使用燃料 | ハイオク |
| 燃料タンク容量 | 59リットル |
| 燃費(JC08モード) | 12.4km/L |
| 燃費(WLTCモード) | 11.2km/L └市街地:7.7km/L └郊外: 11.6km/L └高速: 13.6km/L |
| 燃費基準達成 | - |

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。
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