三菱 ミラージュ【フルモデルチェンジ】
カテゴリー: 三菱の新型車
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2012/08/01
三菱のグローバルコンパクトカー
ガソリンエンジン登録者トップの低燃費を達成
↑ボディカラーは写真のレモネードイエローメタリックを含む全8色
コンセプト
コンパクトカーに求められる普遍的価値
「低燃費」「低価格」「コンパクト」を追求
三菱自動車が世界戦略車として、2011年のジュネーブショーや同年の東京モーターショーでコンセプトを公開してきたコンパクトハッチバックが、ミラージュとなって発売された。コンパクトカーに求められる普遍的価値である「低燃費」「低価格」「コンパクト」を追求し、「先進国における環境対応車」と「新興国におけるエントリーカー」というニーズを両立させたグローバルコンパクトカーに仕立てられている。生産拠点は、東南アジアのタイ。現地では、2012年3月から販売を開始しており、早くも燃費ナンバー1のエコカーとして高い評価を獲得しているという。今後はアセアン諸国、日本に投入した後、欧州、豪州、北米などへ順次展開する。
内外装
空力も考慮されたシンプルな造形の外観
前方視界や開放感が演出された室内
エクステリアは、誰からも親しみやすい優しいフロントフェイスが目指された。全体的に張りのある豊かな面をもったシンプルな造形としながら、流体解析や風洞実験により、各部に空気抵抗低減のための最適な造形が盛り込まれている。その結果、Cd値はクラストップレベルの0.27(Eグレードを除く)を実現。また、ベルトラインをフロントの低い位置からリアに向かって、キャラクターラインとともに切り上げることで、前方および側方ともに良好な視界が確保される。このデザイン処理は、エクステリアに躍動感を与える効果も狙ったものだという。
インテリアは、水平基調のインパネデザインを採用。前方正面から左右へと大きく円弧を描くラインにより広がり感が表現された。また、上部をシンプルな造形にすることで、前方視界に配慮しつつ、開放感が演出されている。さらに、ピアノブラック調のセンターパネルをアクセントとして採用するなど、上質な印象も盛り込まれる。
室内は、エンジンルームを極力コンパクトにして、乗員空間を最大限に確保する高効率パッケージが採用された。これにより、従来のコンパクトカーよりもひと回りコンパクトなボディサイズながらも、大人5名に十分な居住空間と日常で不足のない荷室容量が実現される。
バリエーション
軽量化されたボディと1Lエンジンで
JC08モード:27.2km/Lという低燃費を実現
車体は、ボディ構造の最適化や広範囲におよぶ高張力剛板の採用により、軽量ボディが実現された。エンジンは、吸気側に可変バルブタイミング機構が組み込まれた小型&軽量な1Lの3気筒エンジンを採用。一部グレードには、アイドリングストップ機構である「オートストップ&ゴー」や減速エネルギー回生システムなどのエコサポート技術が盛り込まれる。組み合わされるトランスミッションは、CVTとなる。このユニットは、ガソリンエンジン登録車でトップというJC08モード燃費:27.2km/Lを達成している。グレードは、基本装備の「E」、実用装備の「M」、快適装備の「G」という3タイプが用意される。前述の「オートストップ&ゴー」などが採用されるのは「M」「G」となる。また、エアロパッケージや、メッキパーツによる「クロームパッケージ」など豊富なオプションも用意された。
価格は、エントリーモデル「E」の99万8000円から、最上級グレードである「G」の128万8000円までとなっている。
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