三菱 デリカD:2【新型車】
カテゴリー: 三菱の新型車
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2011/02/25
デリカシリーズとして追加されたエントリーモデル
コンパクトハイトワゴンのベースはスズキ ソリオ
↑ボディカラーは写真のパールホワイトを含む全6色
コンセプト
デリカに追加された弟分
デリカD:5ゆずりの利便性の高さが魅力
全長4mに満たないコンパクトなボディながら、広い室内空間や後席両側スライドドアなど、便利な機能が実現されたデリカD:2がデビューを果たした。なお、本モデルは、2010年12月にデビューしたスズキソリオのOEM車にあたる。キーワードは「広い」「便利」「エコ」。三菱自動車の多機能ミニバンであるデリカシリーズのエントリーモデルとして位置づけられた。多人数乗車が可能なデリカD:5と併せて、同社のミニバンシリーズとしてラインナップされる。位置づけ的には、車名のとおりD:5の弟分にあたる。
内外装
スケルトングリルなど高い質感のエクステリア
多彩なシートアレンジを実現
エクステリアは、スケルトングリルが与えられたフロントフェイスやボディサイドを走る伸びやかなキャラクターラインなど、質感の高さが強調されたデザインが与えられた。リアドアは、狭い場所でも乗り降りや荷物の出し入れが容易な「後席両側スライドドア」が採用された。全車、助手席側のリアは電動スライド式で、上級グレードは運転席側も電動となる。インテリアは、1765mmの全高を生かした広々とした室内空間が特徴。室内長にいたっては、デリカD:5の1315mmを超える1345mmが実現された。
リアシートには165mmのスライドが可能な左右独立スライド機構や、ワンタッチで楽々とリアシートバックを倒して荷室を拡大できる、ワンタッチフォールディング機構が、一部グレードを除き採用されている。これにより多彩なシートアレンジを実現。居住空間と荷室空間を自在にアレンジし、フラットシートでくつろぐことも、長尺物や自転車などを積載することも可能だという。
ユーティリティ性能も高く、助手席シートアンダーボックスやラゲージアンダーボックス、助手席アッパーボックス(保冷機能付き)など豊富な収納スペースが用意された。
バリエーション
パワートレインは1種類
駆動方式を問わず、全モデルがエコカー減税対象
搭載されるエンジンは、ベースとなったソリオ同様に、吸排気両側にVVT(可変バルブタイミング・リフト機構)が備わる、1.2Lの直4DOHC。組み合わされるミッションも同様に、副変速機構付きのCVTとなる。これらにより、10・15モード燃費は、エントリーモデルであるFFの「G」グレードで22.5km/L。4WDの最上級グレード「S」でも、20.0km/Lという数値が実現された。全モデルがエコカー減税の対象となっている。
価格はFFのエントリーモデルであるGの139万3000円から、4WDの最上級グレードであるSの177万9000円まで。
POINT
1
スズキソリオがベース
質感の高いエクステリアデザイン
2
デリカD:5を上回る
室内高が実現された
3
多彩なシートアレンジを実現
利便性の高い室内空間
4
最小回転半径は5.0m
街中での扱いやすさもポイント
SPECIFICATIONS
グレード | G | X | S |
駆動方式 | FF | 4WD | |
トランスミッション | CVT | ||
全長×全幅×全高(mm) | 3710×1620×1765 | ||
ホイールベース(mm) | 2450 | ||
車両重量(kg) | 1000 | 1030 | 1090 |
乗車定員(人) | 5 | ||
エンジン種類 | 直4DOHC | ||
総排気量(cc) | 1242 | ||
最高出力[kW(ps)rpm] | 67(91)/6000 | ||
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 118(12.0)/4800 | ||
10・15モード燃費(km/L) | 22.5 | 21.0 | 20.0 |
ガソリン種類/容量(L) | レギュラー/33 | ||
車両本体価格(万円) | 139.3 | 154.2 | 177.9 |
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