美しいプロポーションをもつ
国産唯一の大人のためのクーペ

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スカイラインセダンのクーペ版
G37 クーペをNYモーターショーで発表

 昨年1月のデトロイトショーに出展されたインフィニティクーペコンセプトの市販型。日産はまず最初にクーペデザインを見せてから、4月のニューヨークショーでG35セダンを公表し、11月に日本のスカイラインセダンを発表するという長期にわたって露出が継続する戦略をとってきた。結果として、あれほど物議を醸したR34からV35へのスカイライン変節に対する異論は完全に過去のものになった感がある。
可変バルブタイミング機構を装備した
3.7Lエンジンを搭載

 5年前と同じNYでの正式発表となったクーペは、G37の呼称の通り3.7LのVQ37HRを搭載。VVEL(バルブ作動角/リフト連続可変機構)を加えたニューパワーは、走りと環境性能を両立させた日産渾身のメカだ。従来型を踏襲する美しいプロポーションに情感と上質感を盛り込んだ渋い仕上がり。今や国産唯一となった大人のためのクーペの登場である。
インフィニティ G37 リアスタイル
■SPECIFICATIONS(北米仕様車/スポーツ)
・トランスミッション:6MT
・全長×全幅×全高(㎜):4650×1820×1395㎜
・エンジン種類:3.7L V型6気筒
・最高出力/最大トルク:330HP/226Ib-ft
・タイヤサイズ:F225/45R19 R245/40R19
MT車には
ワイドタイヤを標準装備

インフィニティ G37 ホイール
↑5AT車には225/50R18のタイヤが標準装備。AT車ではオプションだが、6MT車にはフロント225/45R19、リア245/40R19というワイドタイヤが標準装備となる
走行性能と環境性能を
両立させた3.7Lエンジン

インフィニティ G37 エンジン
↑スカイラインやZにも搭載されたVQ35HR型エンジンを3.7Lにボアアップ、さらにVVEL(可変バルブシステム)を装着し、最高出力は330HPまで高めながら、環境性能も向上させた
高級感漂うインテリア
インフィニティ G37 インパネ
↑インテリアのデザインはセダンとほぼ同じで、7インチのディスプレイを装着。オプションで11スピーカーのBOSE製高級オーディオや9.3GBのHDDミュージックボックスも設定
全グレードに
スポーツシートを装着

インフィニティ G37 シート
↑全グレードとも本革&パワー機構付きのスポーツシートを装着
マグネシウム製パドルシフト
インフィニティ G37 パドルシフト
↑ステアリングには本革を張られたマグネシウム製のパドルシフトを装備

Photo/日産自動車