日産 スカイライン【フルモデルチェンジ】
カテゴリー: 日産の新型車
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2013/11/11
1957年の発売以来、多くのユーザーに愛されてきた日産のスポーツセダン、スカイラインがフルモデルチェンジした。ハイブリッド化され、歴代の中で最もラグジュアリーでダイナミックなモデルに仕立てられている
日産を代表するスポーツモデルがハイブリッド化
コンセプトは新時代のプレミアムアスリートセダン
新型では、スポーティな走りと低燃費を高次元で両立することが追求された。その結果、パワートレインは、システム合計で最高出力364psを発生する3.5L V6エンジン+モーターによるハイブリッドユニットとなった。組み合わされるトランスミッションは、ハイブリッド専用のマニュアルモード付7速ATとなる。
このユニットは、従来型のスポーツイメージを継承すべく、モーターをスポーティにしていることが特徴だ。モーターのトルクアップなどによって発進のレスポンスや加速感などが向上。0-100km/h加速性能は量産車ハイブリッドで最速だという。
気になるJC08モードは、FRのベーシックモデルで18.4km/L、同4WDモデルは17.0km/Lを達成。全車がエコカー減税の免税対象となっている。
また、世界初のダイレクトアクティブステアリングが採用された。ステアリングの動きを電気信号に変換してタイヤを操舵するシステムで、セダンとしての上質かつしっかりとした運転感覚と、スポーツカーのようなクイックなハンドリングを楽しめる。
スカイラインらしい躍動感と高級感を表現したデザイン
エクステリアは、従来モデル同様、セダンとしての基本を念頭に置きながら、躍動感や高揚感を表現。フロントフェイスは生物の“眼”を連想させるLEDコンビネーションランプが特徴的だ。サイドビューでは、ロングノーズとショートデッキという従来のプロポーションを踏襲しつつも、キャラクターラインや面の抑揚で躍動感を演出している。
インテリアは、ナビ画面に加えオーディオ操作が可能な静電式タッチパネルを用いたツインディスプレイクラスターデザインが特徴。大型2眼メーターとアドバンスドドライブアシストディスプレイによるメーターパネルとあわせて、コクピット感覚のある運転席となった。
前席と後席左右席には、疲れにくい中折れ形状の背もたれパッドが採用されたこともトピックだ。胸部と骨盤を積極的に支えることで、背骨への負担を減らし長時間運転による疲労感の低減に貢献する。
上級モデルには最先端の安全装備を採用
モデルラインナップは、装備・駆動方式の違いによる6種類。上級車種には、2台前を走る車をミリ波レーダーで監視し、減速が必要な状況になったらドライバーに注意を促す「PFCW(前方衝突予測警報)」や、後退時に後方を横切る車を検知する「BCI(後退時衝突防止支援システム)」などの最新装備が与えらえている。
また、自動ブレーキシステムの「エマージェンシーブレーキ」も進化し、時速60km/hでも衝突回避が可能になった。
価格は、2WD車のエントリーモデル「350GT HYBRID」の449万100円から、4WDの最高級グレード「350GT FOUR HYBRID Type SP」の553万7700円までとなる。なお、ハイブリッド専用となった新型に加え、従来モデルも併売される。
グレード | 350GT HYBRID | 350GT FOUR HYBRID Type SP |
駆動方式 | FR | 4WD |
トランスミッション | 7AT | |
全長×全幅×全高(mm) | 4790×1820×1440 | 4800×1820×1450 |
ホイールベース(mm) | 2850 | |
車両重量(kg) | 1760 | 1880 |
乗車定員(人) | 5 | |
エンジン種類 | V6DOHC+モーター | |
総排気量(cc) | 3498 | |
最高出力[kW(ps)rpm] | 225(306)/6800+50(68) | |
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 350(35.7)/5000+290(29.6) | |
JC08モード燃費(km/L) | 18.4 | 16.8 |
ガソリン種類/容量(L) | プレミアム/70 | |
車両本体価格(万円) | 449.01 | 553.77 |