日産 ジューク【新型車】
カテゴリー: 日産の新型車
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2010/06/10
コンパクトカーとSUVの魅力を結合し
これまでにない新しいスタイルを提案
↑ボディカラーは写真のラディアント レッドを含む全7色
コンセプト
新しいジャンルの車像を模索
高い運動性と快適さを両立
グローバル市場をターゲットに開発した、これまでにないコンパクトカーの新しいスタイルを提案する新型車が日産ジュークだ。コンパクトスポーツカーの俊敏さとSUVの力強さや安心感、それぞれが持つ魅力を一つに結合することで、斬新かつ独創的な全く新しいジャンルの車像が目指されている。ジュークとは、英語で「(アメリカンフットボールなどのスポーツでディフェンスを)軽快にかわす」という意味だそうだ。機敏さと、乗る人が仕事やプライベートで日々チャレンジする前向きさをイメージしたものだという。大幅な改良が施された1.5Lエンジンや、新世代のエクストロニックCVT、高剛性サスペンションなど走りの装備は充実。これらにより、アクセルやハンドルの操作に対して意のままに車が反応する優れた運動性能と高い走行安定性を実現することはもちろん、快適な乗り心地との両立も目指された。
内外装
エクステリアは力強さとスポーティさを表現
アウトドアスポーツを意識した室内
エクステリアでは、スポーティなイメージの前後のランプや、大きく張り出したフェンダーなど大胆で存在感の強いデザインが採用されている。大きな丸型ヘッドランプと、高い位置に配したフロントコンビランプをはじめ、リアに向かってスロープするルーフラインや、ワイドに張り出したフェンダーなど、筋肉質なボディサイドがスポーティさを演出。リアコンビランプは、日産を代表するスポーツモデル、フェアレディZと共通のイメージを図ったブーメラン型のものが採用された。一見、2ドアのようだが、リアドアのハンドルはリアピラーに埋め込まれている。インテリアも外装に負けず個性的だ。バイクのタンクをイメージしたというセンターコンソールやドアフィニッシャーにより、車との一体感が感じられるスポーティな室内空間が演出されている。特徴的なドアトリムはスキューバダイビングで使用するフィンをイメージしたものだという。さらにバイクのメーターを思わせるシリンダー型のメーターやフローティングバイザー、スポーティなデザインのセンタークラスターが採用されるなど、斬新なデザインと高い機能性の両立が図られている。
バリエーション
パワートレインは2グレード共通
15RXにはLED式車両制御ディスプレイを採用
前述の通り、パワートレインは、1.5Lの直4DOHCエンジン+CVTとの組み合わせだ。エンジンには、量産エンジンでは世界初となるデュアルインジェクターが採用されている。これは、燃料噴射を1シリンダーあたり2本のインジェクターで行うことで、燃料効率を安定させることを目的としたもの。燃料噴射をより広角にし、噴射する燃料粒径を小さくすることで、燃焼安定性の向上や、可変バルブタイミング機構(CVTC)との組み合わせにより、熱効率の向上や吸気抵抗の低減を図り、燃費性能の向上に寄与している。また、トランスミッションも副変速機(2段変速)を組み合わせた新しい構造の新世代型エクストロニックCVTが採用されている。従来の同クラスCVTと比較して20%以上も変速比幅を拡大し、レスポンスの良い発進加速と、高速走行時の静粛性の向上が両立された。このエンジンとミッションによる10・15モード燃費は、19.0km/Lを実現。50%のエコカー減税適合モデルとなっている。
装備の違いにより、2グレードが設定されている。ベーシックグレードの15RSでも、ABS/EBDをはじめ、高強度安全ボディ、前席アクティブヘッドレストなど安全装備は充実している。上級グレードの15RXでの最大のトピックは、センタークラスターに新開発のインテリジェントコントロールディスプレイが装備されたことだろう。これは、エアコンの操作に加えて、「ノーマル」「スポーツ」「エコ」の3種類のドライブモードの切り替えが可能というものだ。ドライバーがそれぞれのモードを選択すると、各スイッチはモードにあわせて表示内容を切り替え、ディスプレイにはエアコン設定温度を始め、トルクやエンジンパワー、燃費情報など様々な車両・走行情報が表示される。
価格はベーシックグレード、15RSが169万500円。上級グレードの15RXが179万250円。
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