内外装や駆動系を全面刷新

リンカーン MKX|ニューモデル速報
↑ボディカラーは、写真のタキシードブラックと、ホワイトプラチナムの2色展開
アメリカを代表するプレミアムブランド、リンカーンによるミドルサイズのクロスオーバー・ユーティリティ・ビークル、MKXに内外装および、パワートレインを含む大幅な改良が施された。

エクステリアでは、フロントマスクにリンカーンの特徴である大型の“スプリット・ウイング・グリル”が与えられた。ほかにもブランドのアイデンティティを象徴する“ウイング・シェイプ”をモチーフとしたデザインが随所に施されている。インテリアでは、プレミアムレザーをはじめウォールナット・ウッドパネルの採用など素材にこだわることで、上質な空間が演出された。

この変更を機に、ユーザーインターフェイスにも最新技術が導入されている。独自のドライバー・コネクト・テクノロジー、マイリンカーンタッチが新たに採用された。これは、8インチのタッチパネル式カラースクリーンにさまざまな情報や機能を一元化し、スマートフォン感覚での操作を可能とする技術で、メーター内でもこれらの情報を確認ができ、ステアリング上のスイッチやSYNC(英語音声操作)によってコントロールすることもできるというすぐれもの。

エンジンは、フォード マスタングなどにも搭載される3.7LのV6DOHCが採用された。エンジンパフォーマンスの向上と燃費改善を可能とするTi-VCT(吸排気独立可変バルブタイミング機構)が装備され、最高出力は従来型の3.5Lエンジンに比べ、40psアップされている。組み合わされるトランスミッションは、6速ATとなる。このパワートレインに合わせて、サスペンションやブレーキにもチューニングが施された。さらに、インテリジェントAWDシステムや、車両の挙動を感知し、安定した状態へ導くロール・スタビリティ・コントロール付きアドバンストラックなどのハイテクも装備されている。

モノグレード展開で、価格は630万円となる。従来型より20万円のプライスダウンが実現された。

グレード リンカーンMKX
駆動方式 4WD
トランスミッション 6AT
全長×全幅×全高(mm) 4740×1930×1685
ホイールベース(mm) 2820
車両重量(kg) 2030
乗車定員(人) 5
エンジン種類 V6DOHC
総排気量(cc) 3721
最高出力[kW(ps)rpm] 227(309)/6500
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 380(38.7)/4000
10・15モード燃費(km/L) -
ガソリン種類/容量(L) レギュラー/72
車両本体価格(万円) 630.0
■発表日:平成23年3月22日 ■取り扱い:フォード販売会社