人気を博すコンパクト・プレミアムSUVのカテゴリーに、ボルボが送り込んだモデルが安全性、驚き、スマートさを兼ね揃えたXC60だ。

「スタイリッシュなクーペ・スタイルとタフなクロスカントリー(XC)のスタイルと性能を併せ持つ」がコンセプト。シャーシはクロスカントリーのがっしりとしたボディによる力強いスタンス、18インチの大口径タイヤにより地上高を確保。一方、ウエスト・ラインから上ではエレガントでセクシーなクーペが持つスポーティさを表現しているという。

運転席は、ナビゲーションのモニターと一体型となったセンタースタックをドライバーサイドに傾かせ、人間工学に基づいてデザインされたインストルメントパネルとともに、飛行機のコクピットにいるような感覚を目指して開発が進められた。

ボルボの持ち味である安全性にも抜かりはない。世界初採用となる安全デバイス「シティ・セーフティ」が全車に装備される。これは時速30kmまでの低速走行時、レーザーセンサーで停車中もしくは同じ進行方向に進んでいる前方車両の走行状態を常にモニターするシステム。差し迫った追突の危険性を感知するとドライバーによるブレーキ操作に備え、素早く反応できるようにブレーキをプレチャージ。もし、そこでドライバーがブレーキを踏まなかった場合、自動的にブレーキをかけ、同時にエンジン出力を抑制することによって、追突を未然に回避、追突したとしてもダメージの軽減を図るというもの。

エンジンは285psの3L 直6 DOHC+ターボ。これを横置きに搭載し4輪を駆動する。 価格は、モノグレードで599万円。