ルノー ルーテシア【フルモデルチェンジ】|ニューモデル速報

ルノーのコンパクトハッチバックであるルーテシアがフルモデルチェンジ。ルノーの新デザインコンセプトを採用した意欲作だ

ルノーデザインルネッサンスを実現化したコンパクトハッチバック

新しいデザイン戦略「サイクル・オブ・ライフ」を採用

新型ルーテシアは、ルノーのデザインを担当するローレンス・ヴァン・デン・アッカーによる新しいデザイン戦略「サイクル・オブ・ライフ」のもとで開発された初めての市販車となる。

「サイクル・オブ・ライフ」は6つのライフステージをひとつのサイクルと考え、それぞれに合ったコンセプトモデルを順次提案するという戦略だ。「人と人が出会い恋に落ち(LOVE)、ふたりは世界中を旅し(EXPLORE)、家族を持ち(FAMILY)、働いて充足し(WORK)、余暇を楽しみ(PLAY)、そして賢さを得る(WISDOM)」というのが、ルノーが提唱するライフサイクルだ。

ルーテシアは、その中の「LOVE」をテーマに作られたコンセプトカー「デジール」がベース。そのコンセプトを引き継ぎ、情熱的なデザインが採用されている。大きなルノーロゴが配されたラジエターグリルや、クロームで仕上げられたヘッドライトユニットによって、個性的なフロントフェイスとなった。また、リアドアのハンドルをサッシ(窓枠)に隠することで5ドアでありながら3ドアのようなスポーティな雰囲気を演出している。

モダンで親しみやすいインテリア

インテリアには、クロームリングで囲まれたタコメーターと燃料計を、楕円形のスピードメーターがつなぐ近未来的なデザインが採用された。センターコンソールはブリリアントブラックに塗装され、薄型パネルがダッシュパネルから浮かんでいるように見える「フローティングデザイン」となった。

2つのセットオプションで自分だけの1台にカスタマイズできることもトピックだ。ひとつは全グレードに付けられる「パックデザイン」。ステアリングホイール、エアコン送風口フィニッシャーなどの色が選択できる。もうひとつは最上級グレードのインテンスにのみ付けられる「パッククルール」。7色のボディカラー、4色の内装カラー、4色のホイールカラーを組み合わせられる。

新開発のパワーユニットにより高い走行性能と環境性能を実現

エンジンは最高出力120ps/最大トルク190N・mを発生する新開発の1.2L直噴ターボ。このダウンサイジングユニットには、可動式電動オイルポンプをはじめとする低燃費デバイスや、バッテリー回生機構、バッテリーからの電源供給を増やしエンジンの負荷を軽減する「エナジースマートマネジメント(ESM)」なども搭載される。

組み合わされるトランスミッションは、エンジン同様に新開発の6速ツインクラッチミッション「エフィシエントデュアルクラッチ(EDC)」を採用。燃料消費を抑える一方で、素早い変速操作が可能だ。さらに、走行モードにECOモードが用意され、燃費性能が向上した。

モデルバリエーションは装備の違いによる3つ。価格は、エントリーモデル「アクティフ」の199万8000円から、最上級グレード「インテンス」の238万円まで。発売は2013年9月24日からとなる。

ルノーの新しいデザイン戦略である「サイクル・オブ・ライフ」を採用した初のモデル。テーマはずばり「LOVE」

ルノーの新しいデザイン戦略である「サイクル・オブ・ライフ」を採用した初のモデル。テーマはずばり「LOVE」

楕円形のリングでつながれたメーターパネルやフローティングデザインのセンターコンソールなどにより未来感が演出されたインテリア

楕円形のリングでつながれたメーターパネルやフローティングデザインのセンターコンソールなどにより未来感が演出されたインテリア

グレード アクティフ ゼン インテンス
駆動方式 FF
トランスミッション 6AT
全長×全幅×全高(mm) 4095×1750×1445
ホイールベース(mm) 2600
車両重量(kg) 1190 1210
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHC+ターボ
総排気量(cc) 1197
最高出力[kW(ps)rpm] 88(120)/4900
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 190(19.4)/2000
JC08モード燃費(km/L) -
ガソリン種類/容量(L) プレミアム/45
車両本体価格(万円) 199.8 215.0 238.0
■発表日:平成25年7月24日 ■取り扱い:ルノー正規販売店