さらにハイパワー化したエンジンを搭載

ルノー メガーヌRS|ニューモデル速報
↑ボディカラーは、写真のジョンシリウスメタリックを含む全4色
F1を頂点とする、ルノーの長年に渡るモータースポーツへの取り組みの中で培われたノウハウを多く取り入れてつり上げられた、レーシングカー直系のスポーツモデルであるメガーヌ ルノースポールがマイナーチェンジを果たした。

このマイナーチェンジ版は、欧州の有名なレーシングコースである、ニュルブルクリンク北コースにおいて量産FF車最高ラップの8分7秒97(2012年7月現在)という記録を打ち立てた、メガーヌ ルノースポール トロフィーのスペックをそのまま受け継いでいる。

エクステリアは、デザイン変更されたヘッドライトユニットに加え、フロントマスクに6個のLEDを横一列に構成したポジションランプが新たに採用された点が特徴。足下は、18インチのマットブラックアロイホイールが装着され、精悍なイメージが演出される。

インテリアは、表示された情報が瞬時に認識できるホワイトの盤面を採用したタコメーターがアクセントとなり、 スポーティーな雰囲気がより一層高められた。さらに、従来モデルから引き続き採用されたアルミのドリルドペダルとフットレストなどにより、スポーティさをアピール。標準装備のレカロバケットシートは、サポート部に人口皮革が採用され、より上質な印象に変更されている。

エンジンは、ユーロ5排ガス規制に適合した、2Lの直4DOHCツインスクロールターボ。最高出力は従来比+15psの265ps、最大トルクは同+20N・mの360N・mへと大幅なパワーアップが図られた。このユニットは、無段階可変吸気バルブタイミング機構をはじめ、燃焼効率を高めるタンブル生成シリンダーヘッド、ハードカーボンコーティングピストン、冷却効果に優れたナトリウム封入バルブといった本格パーツが採用される。

ルノースポールが鍛え上げたシャーシは、急加速や大きくステアリング操作を行った際のサスペンションの上下動に影響されることなく、常にタイヤの中心に荷重がかかるセッティング。正確なステアリング操作が可能になる。この、よりスポーツ走行に適した各種チューニングが施された「シャシーカップ」と呼ばれるシャーシには、LSDを搭載。トルクステアを最小限に抑え、駆動力のロスなくドライビングが楽しめるセッティングが施された。またブレーキは、前後ともブレンボ製のベンチレーテッドスリットディスクとなる。

安全装置では、横滑り防止装置(ESP)を3段階のレベル(ノーマルモード/スポーツモード/オフモード)に切り替えられる、3モードESP(R.S.ダイナミックマネジメント)と、これに連動する2段階のエンジン マネジメントシステムを搭載。日常使用域に最適なノーマルモード設定時には、最高出力250ps/最大トルク340N・mを。スポーティな走りを楽しめるスポーツおよびOFFモード設定時には、同265ps/360N・mに高めることができる。

左ハンドルと6速MTの組み合わせによるモノグレードだが、2種類のパッケージオプションを用意。ひとつは、F1タイプのブラック&レッドエアインテークや、レッドライン入りブラックリアディフューザーなどが備わるR.S.レッドパック。もうひとつは、レッドパックに加え、固定式サンルーフやレザーのレカロシート、19インチアルミを採用するR.S.パックリュクス。価格はノーマルのRSが385万円。R.S.レッドパックは+5万円、R.S.パックリュクスは+64万円となる。

グレード メガーヌ ルノースポール
駆動方式 FF
トランスミッション 6MT
全長×全幅×全高(mm) 4320×1850×1435
ホイールベース(mm) 2640
車両重量(kg) 1430
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHC
総排気量(cc) 1998
最高出力[kW(ps)rpm] 195(265)/5500
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 360(36.7)/3000
10・15モード燃費(km/L) -
ガソリン種類/容量(L) プレミアム/60
車両本体価格(万円) 385.0
■発表日:平成24年7月11日 ■取り扱い:ルノー正規販売店