大幅な軽量化と効率化を実現したアッパーミドルサイズワゴン

アウディ A6アバント|ニューモデル速報
ボディの約20%をアルミニウムで構成することで、軽量化を実現
アウディのアッパーミドルクラスであるA6に、ステーションワゴンモデルのA6アバントが追加投入された。2011年8月に日本市場にデビューしたセダンのA6から約半年遅れの登場となった。なお販売は2012年2月下旬からとなる。

「Avant(アバント)」とは、「前衛的な、一歩先行く」という意味をもつ言葉。その名のとおり、新型A6アバントでは、プレミアムアッパーミディアムクラスに新たな基準を創出した。具体的には軽量なアルミ素材を全体の20%以上に使用したモノコックボディや新世代クワトロ(アウディ独自のフルタイム4WDシステム)といったイノベーティブな技術の採用。またスタートストップシステムを搭載するガソリン直噴エンジンによる環境性能とスポーティドライブとの両立などがあげられる。

エクステリアは、先に登場したセダンのA6がもつ、一目でアウディとわかる特徴的なフロントフェイスはそのままに、Dピラーまでフラットに続く特徴的なルーフラインがスポーティさを演出。なおかつ、エレガントかつプレステージ性を感じさせるデザインが与えられた。

インテリアは、マルチメディアインターフェイスであるMMIが、新世代のタッチパッド方式となった。またオーディオはBOSEの14スピーカーサラウンドサウンドシステムを標準装備。オプションでバング&オルフセンの15スピーカー/1200Wも用意されるなど、高い品質が追求されている。

ステーションワゴンの魅力であるラゲージスペースは、通常時で565L、最大で1680Lという大容量を確保。リアバンパーの下方で特定の動作をすると、センサーにより触れることなくテールゲートが自動的に開くバーチャルペダル付きオートマチックテールゲートもオプションで用意されている。

エンジンは2.8LのV6 FSI と3LのV6+スーパーチャージャーTFSI の2種類で、いずれのエンジンもトランスミッションには7速Sトロニックが組み合わされる。前述のとおり、スタートストップシステムが採用されたことで、環境性能も高められている。

価格は2.8Lユニットを搭載する、A6アバント2.8FSIクワトロが640万円。3LユニットのA6アバント3.0TFSIクワトロが865万円となる。

グレード 2.8FSIクワトロ 3.0TFSIクワトロ
駆動方式 4WD
トランスミッション 7AT
全長×全幅×全高(mm) 4940×1875×1495
ホイールベース(mm) 2910
車両重量(kg) 1790 1850
乗車定員(人) 5
エンジン種類 V6DOHC V6DOHC+スーパーチャージャー
総排気量(cc) 2772 2994
最高出力[kW(ps)rpm] 150(204)/5250-6500 228(310)/5500-6500
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 280(28.6)/3000-5000 440(44.9)/2900-4500
JC08モード燃費(km/L) 11.8 11.0
ガソリン種類/容量(L) プレミアム/65
車両本体価格(万円) 640.0 865.0
■発表日:平成24年2月9日 ■取り扱い:アウディ正規ディーラー