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アウディA5は、アッパーミドルサイズの2ドアクーペとして2008年に日本デビュー。カブリオレ、5ドアクーペのスポーツバックを追加するなど、ラインナップを充実させてきた。そのA5全シリーズがいっせいにマイナーチェンジを果たした。また、新たにアウディS5スポーツバックもラインナップに加わった。

エクステリアは、上端の角が落とされ、光沢ブラック仕上げとなったシングルフレームグリルなどの意匠や前後灯火類のデザインなどが見直された。また、一つの帯のように見えるLEDポジショニングライトを装備したキセノンプラステクノロジーも用意されている。目立たないところでは、前後重量配分をより適正化するために、アルミニウム製フロントフェンダーが採用された。

インテリアでは、コントロールエレメントにクローム仕上げなどが用いられた、新デザインのステアリングホイールを採用。イグニッションキーをはじめ、コントロールスイッチ類が見直されている。メーター類のべゼルには新塗装が施され、ディスプレイ照明はすべてホワイトに変更された。

装備面では、新たに電動パワーステアリングが全モデルに採用された。エンジンは、A5シリーズが直噴ターボの2.0TFSIで、スポーティなS5は3LのV6＋スーパーチャージャーとなる。いずれのモデルもトランスミッションは、ツインクラッチの7速Sトロニックで、アウディ独自の4WDシステム、クワトロが組み合わされる。

価格は、A5スポーツバックの580万円から、S5カブリオレの948万円までとなっている。シリーズ全体を通して、若干のプライスアップとなった。