Q7やQ5など、Qシリーズの魅力を小さなボディに凝縮した、アクティブでモダン、そして都会的なライフスタイルの持ち主にとって理想的なプレミアムコンパクトSUVとしてQ3がデビューした。全長4.39mのボディに、洗練されたデザイン、効率的かつパワフルな 2.0TFSIエンジン、独自のフルタイム4WDシステムであるクワトロといった、アウディに共通する魅力をすべて合わせもったモデルに仕立てられている。

エクステリアは、クーペのようなダイナミックさや、パワフルなボディサイドのライン構成など、独自のスタイリングが追求された。アウディの特徴であるシングルフレームグリルは上部コーナーの角が落とされた最新のデザインを採用。SUVならではといえる、存在感のあるホイールアーチや、ラップアラウンドデザインのテールゲート、多用された LEDのライティング類などにより、アウディの先進性を表現したという。

インテリアもテールゲートと同様に、ラップアラウンドデザインを採用。運転に必要なメーターやスイッチ類は、ドライバーにとって使いやすいようにデザインされている。マルチファンクションスイッチ付本革巻き4本スポークステアリングや、10スピーカーのサウンドシステムを採用。また、ナビやエアコンなどをコントロールする独自のインターフェイス、MMIは全車に標準装備される。さらに、上級仕様車は進化型のMMI3G＋ナビゲーションシステムが採用された。オーディオもオプションでBOSEサラウンドサウンドシステムが設定される。

エンジンは、いわゆるダウンサイジングユニットの2L直4直噴ターボで、最高出力170psと250psという2種類の出力特性が与えられる。組み合わされるトランスミッションは、どちらもデュアルクラッチの7速Sトロニックとなる。このパワートレインには、アイドリングストップ機構であるスタートストップシステムや、エネルギー回収システムを標準装備。パワフルな動力性能と優れた燃費性能との両立が図られた。

モデルバリエーションは、170ps仕様のQ3 2.0TFSI quattro 170PSと、211ps仕様のQ3 2.0TFSI quattro 211PSの2モデルが用意される。なお、170ps仕様の納品は秋頃になる模様。

価格は、Q3 2.0TFSI quattro 170PSが409万円。Q3 2.0TFSI quattro 211PSが479万円となる。