65歳以上なら最大4万円の補助金あり! 総額100万円以下で買えるサポカー補助金対象オススメモデル【軽自動車編】
カテゴリー: 特選車
タグ: トヨタ / マツダ / スズキ / ダイハツ / 軽自動車 / 高齢者向け / キャロル / ワゴンR / ミライース / ピクシスエポック / アルト / フレア / 安全 / ぴえいる / c!
2020/09/21
65歳以上の先進安全機能付き車購入を支援する「サポカー補助金制度」
新車・中古車問わず、65歳以上の人が先進安全機能付きの車を買うと補助金がもらえる制度をご存じだろうか。
高齢者が運転する車の事故の増加を受け、政府は65歳以上のドライバーが先進安全機能付きの車を購入すると、補助金を受け取れるという「サポカー補助金制度」を設け、補助金の申請を今年3月9日からスタートした。
対象となる車は次の2つの機能の機能を備えた車。
i)対歩行者の衝突被害軽減ブレーキ
ii)ペダル踏み間違い急発進抑制装置
i)とii)両方を搭載する車であれば、購入後に申請すると新車の場合10万円(普通乗用車)または7万円(軽自動車)、中古車なら4万円が受け取れる。i)のみの場合は、新車で6万円(普通乗用車)または3万円(軽自動車)、中古車なら2万円だ。
制度や対象となる車やグレード等は、下記から確認できる。例えば衝突被害軽減ブレーキが付いているだけでなく、その対象が「歩行者」まで含んでいるかで補助金の対象かどうかが分かれる。
●制度の内容
●対象となる車種や装置の詳細
65歳以上の人はもちろん、「離れて暮らす親の運転が心配」という65歳以上の両親を持つ人にとっても“使える”制度ではないだろうか。
「こんなおトクな制度があるから、買い替えたら?」と、話を切り出しやすいはずだ。
そんなサポカー補助金を受け取れる中古車の中から、今回はi)とii)両方を搭載する軽自動車をピックアップ。
現行型ならたいていは補助金の対象だが、今回は中でも支払総額100万円以下というお手頃価格で、かつ100台以上(OEM車と合わせて100台以上も含む)ある、比較的選びやすいモデルを紹介しよう。
100万円で4万円戻ってくるって、なかなかうれしい金額なだけに、65歳以上の両親に敬老の日のプレゼントというか、オススメしてみてはどうだろう? 「良い車を勧めてくれてありがとう」と何かごちそうしてくれるかも!?
なお、安全機能がオプションで用意されているグレードや、逆に省くオプション(レスオプション)などもあるので、サポカー補助金の対象車かどうか、購入時には必ず販売店に確認するようにしよう。
元祖「手頃な軽自動車」も先進安全機能はバッチリ!
スズキ アルト(現行型)/マツダ キャロル(現行型)
現行型アルトは、当時ガソリン車ナンバー1の低燃費37.0km/Lとともに、先進安全技術の搭載をうたって2014年12月に登場。マツダでもキャロルとして販売されている。
当初装着されていたレーダー方式によるレーダーブレーキサポートは、歩行者に対応していないので今回のサポカー補助金の対象外となるが、2018年12月13日から(キャロルは同年12月20日から)カメラ+レーザー方式のデュアルセンサーブレーキサポートや誤発進抑制機能を含む「スズキセーフティサポート」に切り替わった。
サポカー補助金の対象となるのはこの「スズキセーフティサポート」装着車だ。標準装備するグレードと、オプションで用意されているグレードがある。
デビュー時の車両本体価格が90万円を切る手頃な価格で、最小回転半径は軽自動車トップクラスの4.2mと小回りが利く。それでいて室内も、全高1550mm以下のクラスではトップクラスの室内長(2040mm)が確保されているなど、1979年から続くアルト伝統の「手頃な価格」「運転のしやすさ」「使い勝手」「高い経済性」を受け継ぐモデルだ。
660ccの自然吸気またはターボエンジンに組み合わされるのは、副変速機構付きのCVT。また5速MTをベースに、クラッチペダルを省いてATのように扱える5速AGS(オートギアシフト)車も用意された。
なお3ペダルの5速MT車もあるが、こちらはサポカー補助金の対象外。専用のターボエンジンやトランスミッションを備えるスポーツグレードのワークスも、5速AGS車が対象車となる。
サポカー補助金対象車は、2018年12月13日(キャロルは12月20日)以降の車となる。対象となる機能を標準装備するグレード「S」の新車の車両本体価格は108万1300円(2WD)。
2019年式以降で絞っても500台以上見つかり、うち400台以上が支払総額100万円以下で狙える。
一方キャロルはもともと流通台数が少ないため、数台見つかる程度。
▼検索条件
スズキ アルト(現行型)/マツダ キャロル(現行型)×総額100万円×サポカー補助金対象車×全国ハイト系の礎を築いた最新型は高い安全性能を備えて登場
スズキ ワゴンR(現行型)/マツダ フレア(現行型)
それまでのハッチバックスタイルにとらわれず、上方向に室内空間を広げるハイト系の礎を作ったのが初代ワゴンR。2017年2月に登場した6代目には3種類のデザインが用意された。
デビュー時から用意されている、カメラ+レーザー方式のデュアルセンサーブレーキサポートや、誤発進抑制機能を含む「セーフティパッケージ」装着車がサポカー補助金対象車となる。マツダではフレアとしても販売されている。
一部グレードを除き、自然吸気とターボ車ともにマイルドハイブリッドを搭載し、33.4km/Lという低燃費を実現。減速して13km/h以下などの条件下ではモーターのみでも走行できる他、加速時にモーターがアシストするので燃費を抑えつつスムーズな加速が行える。トランスミッションはCVTのみとなる。
上級グレードには軽自動車として初めてヘッドアップディスプレイが採用され、デュアルセンサーブレーキサポートの警告などを表示する。
室内長は2450mmと広々としていて、座る位置を少し高めて乗り降りもスムーズだ。最小回転半径は4.4m。2020年2月から発売されたモデルでは新エンジンが搭載された他、衝突被害軽減ブレーキが後退時も対応するようになった。
サポカー補助金対象機能を標準装備するグレードのひとつ、ハイブリッドFZの新車の車両本体価格は142万1200円。支払総額100万円以下で約100台見つかる。一方マツダフレアは約20台といったところだ。
▼検索条件
スズキ ワゴンR(現行型)/マツダ フレア(現行型)×総額100万円以内×サポカー補助金対象車×全国ダイハツ+トヨタ+スバルで探せば800台前後も見つかる
ダイハツ ミライース(現行型)/トヨタ ピクシスエポック(現行型)/スバル プレオプラス(現行型)
上記アルトのライバルと言えるのが、ダイハツ ミライース。2代目は2017年5月に登場し、同時にトヨタでピクシスエポック、スバルでプレオプラスとして販売されている。
ステレオカメラ式のスマートアシストIIIは歩行者対応の衝突被害軽減ブレーキの他、前後誤発進抑制機能や車線逸脱警報機能、ハイビーム自動切替機能など含み、全グレードに設定されている。一部装備を省いたビジネスモデルにも装着車が用意されている。
全車660ccの自然吸気エンジン×CVTとなり、ライバルには届かないものの、それでも34.2km/L~35.2km/Lという低燃費を実現している。最廉価版で車両本体価格が90万円を切る価格設定ながら、必要十分以上の広い室内空間をもつ。最小回転半径は4.4m。
上級グレードにはLEDヘッドライトを標準で装備する他、メーター内に各種情報が表示されるマルチインフォメイションディスプレイが備えられた。また、メーターを縁取るイルミネーションは、エコドライブをするとグリーンへと色が変わるので、燃費に良い運転をしているかどうかが分かりやすい。
補助金対象グレードであるL SA IIIの新車の車両本体価格は2WDで95万7000円。原稿執筆時点で、補助金対象車が700台以上も見つかる。加えてトヨタのピクシスエポックが約35台、スバルのプレオプラスが約25台だから、ミライースファミリーでアルトの2倍にあたる800台近くもあるので選びやすい。
▼検索条件
ダイハツ ミライース(現行型)/トヨタ ピクシスエポック(現行型)/スバル プレオプラス(現行型)×総額100万円以内×サポカー補助金対象車×全国ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
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