三菱 デリカD:5|SUV系? 迫力系? どちらのテイストも射程圏内!【予算100万円ならコレが買い】
カテゴリー: 特選車
タグ: 三菱 / ミニバン / クルマを選び始めた人向け / デリカD:5 / 総額100万円で狙おう / 中野剛
2019/05/27
オフロードに強いミニバンという個性が光る
トラックベースの1BOXカーとして1968年に誕生したデリカ。
初代のデリカコーチに続き、1979年に登場した2代目となるデリカスターワゴンには、人気SUVのパジェロと同じ4WD機構を搭載したモデルが設定された(1982年)。
これ以降、オフロードにも強いミニバンというキャラクターが定着。
シリーズを重ねるごとにそのキャラは強化され、5代目となる現行型に至っている。
2007年1月に登場した現行型は、デリカ伝統の高い4WD性能に加え、リブボーンフレームと名付けられた環状骨格構造を採用し、高い乗員保護性能を獲得。
外観デザインは直線基調となり、シャープな印象を強めている。
また、昨年11月に行われたビッグマイナーチェンジでは、大胆なデザイン変更で話題を呼んだ。
このビッグマイナーチェンジの影響か、現行型の前期型の流通量が増加し、予算100万円圏内の物件の充実度がアップ。
ここへ来て相場下落も進み選びやすい状況になりつつある。
複雑なグレード展開をクリアせよ!
ますます注目度が上がるデリカD:5だが、とにかくグレードバリエーションが多く、いささかわかりづらいのが難点。
そこで、グレード構成を簡単に整理してみたい。
まずはエンジン。2Lと2.4Lのガソリンエンジンと2.2Lのディーゼルエンジンの合計3タイプある。
ただし、予算100万円で狙えるのは、今のところ2Lと2.4Lのガソリン車のみ。2012年12月に追加されたディーゼル車は、最安値帯が総額200万円前後とまだ高値で推移している。
ボディタイプは、標準モデルとエアロ仕様のローデストの大きく2タイプ。
それぞれ、2WDと4WDが選べるが、2009年12月以降、2WDは2Lガソリン車のみとなる。
このようにかなり複雑な構成になっているので、これ以上掘り下げることは避けるが、おおむね
・3タイプのエンジン
・2タイプのボディ
・2タイプの駆動方式
の掛け合わせでグレードが構成されていると覚えておこう。
中古車に話を戻そう。1300台前後ある流通量全体のうち、予算100万円圏内の物件の割合はおよそ10%。
その多くが2007~2011年式の初期型で、走行距離10万kmオーバーの物件の割合も高い。
とはいえ、年間の走行距離は1万km程度の物件がほとんどのため、年式相応と考えて良いだろう。
特別仕様車のシャモニーをじっくり待つのも◎
以上を踏まえたうえで、バリュー高めな狙い目グレードを、好みのテイスト別にピックアップしてみた。
①デリカ伝統のSUVキャラが色濃い目が好みなら
理由としては、予算100万円圏内における選択肢が比較的多いことがひとつ。走行距離10万km超の物件が多い4WD車にあって、走行8万km程度の物件を見つけやすいのも◎。
▼検索条件
三菱 デリカD:5(初代)×G パワーパッケージ(2.4L、4WD)×総額100万円以下×全国②流行のスポーティ&迫力系ルックスが好みなら
ある意味、標準車のルックスも迫力系だが、外装にエアロパーツをまとったローデストは、いわゆる正統派カスタムとして魅力十分。また予算100万円圏内のローデストは、4WD車より2WD車の方が物件数が多いため、駆動方式にこだわらないなら2WD車狙いが無難だ。
▼検索条件
三菱 デリカD:5(初代)×ローデストGナビパッケージ(2.4L、2WD)×総額100万円以下×全国①のテイストでは、寒冷地仕様や速暖式リアヒーターなど冬レジャーに適した装備を採用した特別仕様車のシャモニーを推したいところだったが、予算100万円ではまだ手が届かないのが現状。
とはいえ“デリカらしさ”特濃モデルゆえ、じっくり待ってみるのもいいだろう。
また②のテイストでは、選択肢はまだまだ少ないものの、2009年12月以降に設定された2Lエンジン搭載のローデストにも注目しよう。
非常にレアだが、予算100万円で走行距離7万km台の物件に出くわすことも!
▼検索条件
三菱 デリカD:5(初代)×総額100万円以下×全国この記事で紹介している物件
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