▲スタイルが良くて、出かけるのが楽しくなる、そんな車を集めました ▲スタイルが良くて、出かけるのが楽しくなる、そんな車を集めました

デートも、みんなで旅行もコレ1台でOK!

若いっていいよね。

何といってもパワフルなところが最高! いや、もちろん、大学生だったら学業にバイト、新社会人だったら仕事があるわけだけれども、オジさんオバさんたちに比べると、圧倒的に活力にあふれています。

自分の若いときを考えてもそうでした。

仲間と夜通し遊んで、彼女とデートして、エネルギーに満ち満ちた生活……。

車があったらもっと楽しいはず! 車でしか行けない場所、車で移動するからこそ楽しい時間があるのです!

そこで今回は、みんなでワイワイ乗れて、ちょっとカッコよく見られる車をピックアップしてみました。

5~7人がゆったり乗れて、運転が楽で、しかもスタイリッシュな車が条件。

とはいえ、使えるお金はきっと限られている(他に使いたいことも多いもんね)だろうから、予算は50~60万円の間に設定!

記念すべき最初の1台になる可能性が高いだろうから、そのあたりも考慮してドライブが楽しい、その後のカーライフにつながりそうな車を選びましたよ。

さっそくスタート!

アクティブ派にピッタリな“走るG-SHOCK”【ホンダ エレメント】

▲ブルドッグみたいな頼もしいフェイスが印象的なホンダ エレメント ▲ブルドッグみたいな頼もしいフェイスが印象的なホンダ エレメント

【デザイン】
こんなにユニークな外観の車、ホンダに限らなくてもまず他にない。前後バンパーやフロントグリル、前後フェンダーはあえて未塗装の樹脂としてギア感を表現するとともに、ちょっとしたキズなら気にならないタフさも実現。ドアミラーやドアハンドルなどのデザインもごつくてワイルドだ。

【インテリア・使い勝手】
使い勝手での特長は何といっても「ガバッと大きく開くドア」。センターピラーレス、観音開きという独特の構造をもつドアを採用していて、前席にも後席にもスムーズに乗り込める、荷物も積める、まさにフリーダム!

【燃費・維持費】
燃費は10・15モード時代のカタログ値で10.6㎞/Lと、現代の車と比べると、正直あまり良くはない。コンパクトだが、車両重量1560kgとちょい重めなのが原因だろう。エンジンのパワーも160psと平凡。速さで勝負する車じゃないのだ。

【中古車選びのポイント】
エレメントが生産されたのは2003~2005年というわずかな期間。最終年式でも14年落ちということになる。走行距離が10万kmを超えている場合はファンベルトなどが交換済みかどうか販売店に確認しよう。幸いにしてメカニズムはシンプルなので故障の心配は少なそうだ。

ワングレード、エンジンは2.4L、4AT、駆動方式もデュアルポンプ方式のリアルタイム4WDというシンプルな設定だったので、選べる余地はボディカラーくらいのもの。

バンパーやフェンダーなどの未塗装樹脂部品は紫外線により色が白っぽくなっていることがあるので、できるだけ黒く艶の残っているものを選ぶといいだろう。

また観音開き式のドアは独特の構造なので、キチンと開け閉めできるか、前後ドアの嵌合部がズレていないかも確認しておくこと。

【スペック】
■全長x全幅x全高:4300×1815×1790(mm) 
■エンジン種類:直列4気筒DOHC  ■総排気量:2354cc
■燃費:10・15モード 10.6km/L 

▲リアドアは後ろにヒンジがあり、さらに真ん中のピラーもない独特の構造 ▲リアドアは後ろにヒンジがあり、さらに真ん中のピラーもない独特の構造

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修復歴なし×全国×総額50万円台まで

アウトドア派なら迷わずコレ! 【日産 エクストレイル(2代目)】

▲タフなイメージのSUVといえば日産エクストレイル。3代目より2代目の方がよりワイルドなルックス ▲タフなイメージのSUVといえば日産エクストレイル。3代目より2代目の方がよりワイルドなルックス

【デザイン】
初代で築いたアクティブなイメージをより洗練させたのが2007~2013年まで発売された2代目のデザイン。四角いボディは見切りが良く、コンパクトSUVの中でも運転しやすさは抜群。

【インテリア・使い勝手】
インテリアも外観同様に無骨なイメージ。防水フロアや撥水シート、広くて使いやすいカーゴスペースといった仕様はスポーツ派にぴったりだ。カーゴフロアは二重底になっていて、下段には洗えるトレイも装備。

2009年12月までのモデルには「ポップアップステアリング」も設定されていた(20X・25XのCVT仕様車)。これは停車時にステアリングを上に跳ね上げて、足元スペースを広くできるエクストレイル独特の機構。車内で休憩するのにとっても便利だ。

【燃費・維持費】
2代目エクストレイルのエンジンは2Lガソリン、2.5Lガソリン、2Lディーゼルターボの3種類。燃料コストで選ぶなら圧倒的にディーゼルが有利だが、流通量は少なめ。

【中古車選びのポイント】
とにかくよく売れた2代目エクストレイル。

中古市場への平均価格は106.6万円(2019年2月現在)で、50万円くらいの予算だと2010年のビッグマイナー前モデル(後期モデルとの外観上の違いはヘッドライト形状やフロントグリルなど)がターゲットになってくる。

エンジンもグレードも選択肢は豊富にあるが、この価格帯の中古車市場で圧倒的に多いのは2リッター・4WD・CVTモデル。

スキーなどで遠出する人はシートヒーターやASCD(オートスピードコントロール装置)などの付いた20St、20Xtあたりのグレードがオススメだ。ウインタースポーツやマリンスポーツに供されていた個体も少なくないので、床下などがさびていないかは確認しよう。

【スペック】20X
■全長x全幅x全高:4590×1785×1685(mm)
■エンジン種類:直列4気筒DOHC  ■総排気量:1997cc
■燃費:10・15モード 13.6km/L 

▲防水シートはハシャいで飲み物こぼしちゃったりしても掃除がラク ▲防水シートはハシャいで飲み物こぼしちゃったりしても掃除がラク

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修復歴なし×全国×総額50万円台まで

広い後席と荷室はレジャーの味方! 【日産 ウイングロード(3代目)】

▲エアロを付けてのストリートカスタムも意外に似合う日産 ウイングロード ▲エアロを付けてのストリートカスタムも意外に似合う日産 ウイングロード

【デザイン】
ちょっと地味目な印象のウイングロードだけど、シンプルなだけにカスタマイズが映える。エアロやローダウン、クロームメッキのホイールでストリート仕様にするなんてのもアリ。

【インテリア・使い勝手】
インテリアはお出かけが楽しくなる装備がいっぱい。

中でもリアハッチを開けて、荷室に腰掛けられる「イージーラゲッジベンチ」はピクニックなどのアウトドア、釣りなどのスポーツで活躍しそうな楽しいギミック。

リアシートは120mmもスライドし、さらに10段階40度まで倒せるとあって、後ろに乗る人も快適。使い勝手は抜群だが、高級感は今ドキのSUVなどと比べると見劣りするので、あまり期待しないように。

【燃費・維持費】
1.5Lガソリンと1.8Lガソリンがあり、前者は17.2km/L(FF/CVT)と良好な燃費。後者でも14.0km/L(FF/CVT)なので、よほど長距離を乗る人でない限り、問題ないレベルだろう。

【中古車選びのポイント】
このウイングロード、実は2005~2018年まで生産されたロングセラーモデル。モデルライフを通して極端な変更もなかった。

4WDは1.5Lにしか設定されていなかったので、アウトドア派は1.5Lのe-4WDモデルでできるだけ年式の新しいものを、スポーティに走りたい人は2005~2014年まで設定されていた1.8Lのパドルシフト付きCVTを選ぶのがいいでしょう。

50万円の予算でも、5年落ち程度の比較的新しいモデルが十分射程圏内に入る。

【スペック】18G
■全長x全幅x全高:4440×1695×1505(mm) 
■エンジン種類:直列4気筒DOHC  ■総排気量:1797cc
■燃費:JC08モード 14.0km/L 

▲荷室はベンチにもなる(背もたれが飛び出す)ピクニック仕様。荷室からワンタッチでシートを倒すこともできる ▲荷室はベンチにもなる(背もたれが飛び出す)ピクニック仕様。荷室からワンタッチでシートを倒すこともできる

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修復歴なし×全国×総額50万円台まで

たくさん乗れてスタイリッシュ 【マツダ プレマシー(3代目)】

▲ボディサイドのプレスライン「NAGARE」が決まってるマツダ プレマシー ▲ボディサイドのプレスライン「NAGARE」が決まってるマツダ プレマシー

【デザイン】
両側スライドドアを備えた3列シートミニバンの中では、3代目プレマシーは抜群にカッコいいスタイルだと個人的に思う。2010年のデビューだけあってデザイン手法も現代的だ。

【インテリア・使い勝手】
インテリアにおける特長は何といっても多彩なシートアレンジ。3列シートだが、2列目中央をバスの補助席のような位置付けとして、「6+One」としたパッケージングとなっている。

6人までのときはヒロビロ、最大で7人まで乗れる……という独自の設えは、仲間と乗るときも、家族みんなで乗るときも快適。

【燃費・維持費】
エンジンの設定は2Lガソリンのみ。ただ2013年1月マイナーチェンジ以前のガソリンエンジンでは15.0km/L(FF・電動スライドドア装着車)だったのに対して、マイチェン以降のモデルでは高効率直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」となり、燃費が16.2km/L(FF・全車電動スライドドア装備)に向上している。

【中古車選びのポイント】
2010年に発売され、2017年に生産終了した3代目プレマシー。50万円の予算でも2013年式以降のSKYACTIVモデルが十分狙える。

マイナーチェンジ前と後では上記の燃費だけでなく、エンジンのトルク感やメーターなどの内装まで変わっているだけに、ぜひソチラを探してみたい。

なお、2013年以降のモデルでも4WDはSKYACTIV化されていないので注意。

ちなみにこの3代目プレマシーは日産にラフェスタ ハイウェイスターとしてOEM供給された車でもあり、そちらもオススメ。

【スペック】20C-スカイアクティブ
■全長x全幅x全高:4585×1750×1615(mm) 
■エンジン種類:直列4気筒DOHC  ■総排気量:1997cc
■燃費:JC08モード 16.2km/L 

▲後席中央席をエマージェンシー用途として、左右席の快適性を高めたコンセプト ▲後席中央席をエマージェンシー用途として、左右席の快適性を高めたコンセプト

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修復歴なし×全国×総額50万円台まで

コンパクトなのに7人乗りのオトクなSUV 【ホンダ クロスロード(2代目)】

▲スクエアなボディラインは見切りが良くて運転もしやすい! ▲スクエアなボディラインは見切りが良くて運転もしやすい!

【デザイン】
なんとなくハマーのようにも見える、スクエアなフォルムが印象的だったSUV、クロスロード。コンパクトに見えるけど、こう見えて3列シート7人乗り! デザイン重視のため窓面積が小さめで、視界がちょっと悪いのは玉にキズ。

【インテリア・使い勝手】
インパネシフト採用で全席も足元は広々、3列目シートはミニマムな作りだが、若い人の利用シーンを考えるとコレで十分に思える。

【燃費・維持費】
4WDモデルとFFモデルが設定されていたが、両者で燃費にさほど差がない(FF13.8km/L・4WD13.4km/L)のがユニークなところ。これなら予算と利用シーンで4WDを選んでも燃費が気にならない。

【中古車選びのポイント】
2007~2010年まで生産されていたが、大きなマイナーチェンジはなし。

1.8Lと2.0Lがあり、それぞれにFFと4WDが設定されていた。

中古車市場では以前人気があり、年式の割りには高めの価格を維持。50万円くらいの予算があれば最終期の2.0L 4WD車、上級グレードの20Xあたりも狙えるが、1.8Lモデルでもパワー、装備ともに特に不足はなし。

コンディションや装備内容を優先して、1.8Lの「HDDナビ エディション」あたりを狙うのが妥当だろう。中古車市場では意外にFF車の割合が多いのもクロスロードの特徴だ。

【スペック】18L
■全長x全幅x全高:4285×1755×1670(mm)
■エンジン種類:直列4気筒DOHC  ■総排気量:1799cc
■燃費:10・15モード 13.8km/L 

▲サードシートは、ごくたまにしか使わない人向けのパッケージ。それでも、あるとないでは使い勝手が大違い ▲サードシートは、ごくたまにしか使わない人向けのパッケージ。それでも、あるとないでは使い勝手が大違い

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修復歴なし×全国×総額50万円台まで

中身までしっかりアメリカンなコンパクトSUV 【フォード エスケープ】

▲アメリカンSUVらしいドッシリした乗り味と広い車内がフォード エスケープの魅力 ▲アメリカンSUVらしいドッシリした乗り味と広い車内がフォード エスケープの魅力

【デザイン】
コンパクトSUVとして大ヒットしたマツダ トリビュートの兄弟車。2006年にフロントマスクが変更されているが、基本設計はほとんど変わっていない。トラッドなスタイルがカッコいいと思える人に!

【インテリア・使い勝手】
大らかなデザインワーク、明るめの内装色はいかにもアメリカン。コンパクトSUVの中では車内空間、荷室とも広く、使い勝手が良いのはエスケープの美点だ。

【燃費・維持費】
2.3Lガソリンエンジン(前期モデルには2L 直列4気筒と3L V6ガソリンも設定)4WD・4ATのみの設定。

燃費については9.2km/L(10・15モード)と良いとは言えないが、その分、アメリカンらしい力強さがある。排気量2Lの区分を超えちゃうせいで自動車税はちょっと高め。

【中古車選びのポイント】
2000~2013年まで生産された、フォード エスケープ。輸入車だけど(2006年までのモデルは日本で生産)、エンジンなどの基本設計はマツダによるものなので、信頼性は心配ない(?)。

現在の中古車市場では流通台数がかなり少なめ(2019年2月26日時点でのカーセンサー掲載台数は29台)。

選べる余地は少ないものの、できればフェイスリフト後のモデルで、なるべく走行距離が少ない個体を選びたい。

2016年にフォードは日本から撤退したが、アフターサービスなどの業務はピーシーアイ株式会社が継続提供しているため、部品供給も心配なし。

【スペック】XLT
■全長x全幅x全高:4480×1845×1730(mm) 
■エンジン種類:直列4気筒DOHC  ■総排気量:2260cc
■燃費:10・15モード 9.2km/L

▲インテリアのデザインは良くも悪くも大らか。リミテッドは本革内装となる ▲インテリアのデザインは良くも悪くも大らか。リミテッドは本革内装となる

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修復歴なし×全国×総額50万円台まで

個性的なコンパクトがイイ! という方に【日産 キューブ(3代目)】

▲唯一無二の個性的なルックスをもつ日産 キューブ(写真は2014年に設定された「15X コダワリセレクション」) ▲唯一無二の個性的なルックスをもつ日産 キューブ(写真は2014年に設定された「15X コダワリセレクション」)

【デザイン】
ひと目見てソレと分かる、ユニークな外観。サングラスを掛けているようなフロントマスクなど、個性的なのにアグリーじゃない、という絶妙なデザインといえる。2018年にグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞。

【インテリア・使い勝手】
コラムシフト、ベンチ風シート採用(前席は2人乗り)で、足元の空間がとっても広々。さらにボックス型スタイルのおかげで頭上高も十分余裕があり、ボディサイズ以上の広さを感じる。荷室は横開き式リアゲートこそ便利だが、容量はさほど大きくない。

【燃費・維持費】
1.5Lガソリンエンジンのみの設定で、さすが最近の設計だけあり燃費は19.2km/L(10・15モード)(FF)と極めて優秀。いっぽう4WDモデルは後輪をモーターで回す方式だが、16.4km/Lとかなりの差があるので注意。

【中古車選びのポイント】
2008年11月に発売され、現在まで続く、コンパクトカーとしては驚異的なロングセラー。それだけに中古車市場での流通量も豊富にある。

50万円くらいの予算だと2012~2015年あたりのモデルが狙い目だ(2016年モデルだと車検を受けたばかり、あるいはこれから受けるところなのでコストアップ)。

グレードなどの選択肢はそう多くないが、スタンダード装備はシンプル。プッシュエンジンスターター、インテリジェントエアコンなどの快適装備が充実した「Vセレクション」などがオススメだ。

【スペック】15X
■全長x全幅x全高:3890×1695×1650(mm) 
■エンジン種類:直列4気筒DOHC  ■総排気量:1498cc
■燃費:JC08モード 19.0km/L 

▲開放的な空間はドライブを一緒に楽しむ仲間との距離が近く感じる(写真は2014年に設定された「15X コダワリセレクション」) ▲開放的な空間はドライブを一緒に楽しむ仲間との距離が近く感じる(写真は2014年に設定された「15X コダワリセレクション」)

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修復歴なし×全国×総額50万円台まで
text/田端邦彦
photo/日産、マツダ、ホンダ、フォード