▲遊べる軽のジャンルで人気のハスラー。いよいよ、予算100万円で狙える物件が増えてきた▲遊べる軽のジャンルで人気のハスラー。いよいよ、予算100万円で狙える物件が増えてきた

登場から4年経過で予算100万円圏内の物件が増加

「アクティブなライフスタイルに似合う軽クロスオーバー」というコンセプトで、2014年1月に登場した新ジャンルの軽自動車。

遊び心をくすぐる外観、使い勝手のよい広い室内。

そして本格SUVに匹敵する悪路走破性を備えた4WD車の設定などで話題を呼び、デビュー当初は新車の納車待ちが半年以上になるほど人気を博した。

登場からもうすぐ4年経過となる現在、中古車流通量が2400台超まで増加。

相場は相変わらず高値安定ではあるものの、予算100万円で狙える物件も増えている。

新車本体価格が廉価グレードのAでも約110万円、中間グレードのGの2WD&CVT仕様で130万円超となる。

そのため、予算100万円で中古車が手に入ればお得感は上々だろう。

▲最低地上高180mm(2WD)に15インチの大径タイヤホイールを装備し、高い悪路走破性を誇る点も人気の要因。全高は167cmあり室内空間は広々 ▲最低地上高180mm(2WD)に15インチの大径タイヤホイールを装備し、高い悪路走破性を誇る点も人気の要因。全高は167cmあり室内空間は広々

お得感&納得感を最大化するポイントは2つ

だが、ひとつ問題がある。

予算100万円圏内には、年間1万km以上走っている物件の割合が多い点だ。

仮に検索条件を「走行距離4万km以下」かつ「修復歴なし」に設定すると、ターゲットは20台近くまで絞られてしまう。

しかも、そのほとんどが廉価グレードのAとなるため、新車と比較した際のお得感もやや薄めだ。

では、低予算を追求しつつ納得感の高いハイバリューな物件を選ぶにはどうすれば良いか。

現時点で有効な攻略方法は2つある。

プランAは「走行距離の上限設定を調節して選択肢を広げる」作戦。

もうひとつは「予算を10万円だけアップして上級グレードを狙う」プランBだ。
 

プランA、Bで狙いを定めつつ2月前半までに勝負する

まず、プランAの「走行距離の上限設定を調節して選択肢を広げる」作戦を見てみよう。

予算100万円の上限は固定しつつ、検索条件を「走行距離6万km以下」かつ「修復歴なし」に設定してみよう。

対象となる物件は40台ほどと少ないが、人気装備を標準採用した中間グレードのGが、ちらほら視界に飛び込んでくる。

続いて「予算を10万円だけアップして上級グレードを狙う」プランBを見てみよう。

これは新車時価格が135万円オーバーだった上級グレードのXを狙い撃ちする作戦だ。

メリットはもちろん、対新車時価格でのお得感の最大化にある。

上級グレードのXは、アルミホイールや本革巻ステアリングホイール、LEDサイドターンランプ付きドアミラーなど、中間グレードのXに比べ内外装の質感が一段とアップしているのがポイント。

また予算110万円なら、数は少ないが走行距離6万km以下の物件もヒットするので、さらなるバリューアップも目指せる。

プランAとプランBでヒットする数少ないハイバリュー物件を即買いするのも有りだ。

もしくは、中古車市場の動きが活発化する年明けに買いのタイミングを合わせていく方法もオススメだ。

特にGグレードは流通量が多いため、プランAの厳しい条件下でも選択肢が増える可能性大。

ただし、その際は相場が上がり始める2月前半までに勝負に出よう。

▲カラーバリエーションは豊富だが、色によっては物件自体が少なくなっている。これと決めた色で条件が近い物件があれば迷わず即問い合わせだ ▲カラーバリエーションは豊富だが、色によっては物件自体が少なくなっている。これと決めた色で条件が近い物件があれば迷わず即問い合わせだ
text/中野剛
photo/尾形和美
 

▼検索条件

スズキ ハスラー(現行型) × 総額100万円以下 × 修復歴なし × 走行距離6万km以下 × 全国

▼検索条件

スズキ ハスラー(現行型) × 総額110万円以下 × 修復歴なし × 走行距離4万km以下 × 全国