▲ちょっと違うと、すごく楽しい!

高性能グレードを「足グルマ」にする、という提案

スポーツカーでないモデルに高性能なスポーツグレードをラインナップするのは、そのモデルのイメージを向上するためでしょう。もちろん幅広いニーズに応えるためでもありますが、レクサス IS-F然り、VW ゴルフR然り、多かれ少なかれベースモデルのイメージUPにも繋がっています。

当然、高性能グレードは新車時は他グレードより高価となりますが、中古車では意外にお手頃だったりします。そこで注目したのは総額100万円以下の高性能グレード。その中からスズキ スイフト「スポーツ」(旧型)、トヨタ カルディナ「GT-FOUR」(絶版)、そしてスバル R1/R2のスーパーチャージャー搭載グレード「S」をピックアップしました。

コンパクトカー、ステーションワゴン、軽自動車のそれぞれのカテゴリーで“移動の足”を探している方は、思い切って高性能グレードを狙ってみてはいかがでしょう? いずれも運転するとキビキビしていたり、操作に忠実だったり、運転することがより一層面白くなりますよ。

ノーマルグレードとはひと味違う走りを楽しめる

スイフトスポーツは「スイフトの中で2割を占める」といわれる注目度の高いモデル。搭載する1.6L 4気筒エンジンは125psしかありませんが、1060kgのボディには十分です。最大の魅力は、ドライバーの意のままに走らせることができるような操作性の高さ。さらに足回りのセッティングなどによって、地をはうような低重心ぶりを感じさせてくれます。

カルディナGT-FOURは「ステーションワゴンの形をしたスポーツカー」のような存在。特に、Nエディションというグレードには、フロントに倒立ダンパー、リアにモノチューブダンパー、世界初のコイルばね付きストラットタワーバーなどが採用され、スペシャルさが強調されていました。2L 4気筒ターボエンジンの最高出力は260ps。ガッチリした走りでガツンと効くターボと、かなりユニークでした。

R1(3ドア)/R2(5ドア)はスバルが手掛けた最後の乗用軽自動車。それだけでも今のうちに購入しておくべき車かもしれません。スタイリングはスバル 360をモチーフにしつつ、現代風にアレンジされています。スーパーチャージャーを搭載した「S」は、キビキビ走ってくれるのでとにかく気持ち良いです。軽自動車では珍しく独立懸架式リアサスペンションを搭載。しなやかに走りながらも踏ん張りが効き、スバルエンジニアのこだわりを感じされてくれます。

▲スイフトスポーツの特徴は、専用フロントバンパーが採用されていることと、ボディ下部が黒く塗られていること。「ベースのスイフトとは別物」と言いたくなるほどの走りが自慢です ▲スイフトスポーツの特徴は、専用フロントバンパーが採用されていることと、ボディ下部が黒く塗られていること。「ベースのスイフトとは別物」と言いたくなるほどの走りが自慢です
▲カルディナGT-FOURは、ステーションワゴンとしての室内の広さや利便性より、デザインと走りを重視。そういう意味でも非常に個性的な車だと言えます ▲カルディナGT-FOURは、ステーションワゴンとしての室内の広さや利便性より、デザインと走りを重視。そういう意味でも非常に個性的な車だと言えます
▲こちらは3ドアハッチバックのR1 Sです。フロントボンネットにエアスクープが設置されているのはR2 Sと共通。見た目でもNAモデルと差別化が図られています ▲こちらは3ドアハッチバックのR1 Sです。フロントボンネットにエアスクープが設置されているのはR2 Sと共通。見た目でもNAモデルと差別化が図られています
▲R1のインテリアはベーシックながらモダンさ、かわいらしさ、近未来感が漂うものに仕上がっています。カラーコーディネイトも面白いです ▲R1のインテリアはベーシックながらモダンさ、かわいらしさ、近未来感が漂うものに仕上がっています。カラーコーディネイトも面白いです

中古車市場の動向は三車三様

スイフトスポーツは人気の高いモデルだけにカーセンサーnetでの掲載台数も多く、288台もあります(2014年12月3日現在)。そのため、物件は総額で約45万円~約180万円までと幅広くなっています。ボリュームゾーンは総額80万円~110万円なので、100万円以下でも十分に狙えます。

カルディナGT-FOURは、中古車市場を見渡すと“安く”流通しています。掲載台数も24台しかなく、ボリュームゾーンは総額で60万円~80万円。お手頃ですが、流通数の少なさがネックです。

R1とR2のSは兄弟車ながら、中古車市場では状況が大きく異なります。R1は18台しか掲載されておらず、ボリュームゾーンが総額で70万円~150万円と高め。対するR2は72台もあり、ボリュームゾーンも総額で30万円~60万円とリーズナブルです。とはいえ、両車とも低年式の中古軽自動車としては「安い!」と言える値段ではありません。しかし、R1の価格からもわかるように、クラシックカーとして需要が高まると予想されるので、今のうちに狙っておくべきかもしれません。

4台とも総額100万円以下となると多走行気味な物件が多くなります。ですので、オススメとなるのはカーセンサーアフター保証対象車。保証を付けておけば万が一の際も安心です。

いずれも実用性を保ちながら走りにこだわりがあって、移動が楽しくなること間違いありません。ぜひ一度、物件をご覧になってください。

▼検索条件

スズキ スイフトスポーツ(旧型)&トヨタ カルディナGT-FOUR(最終型)&スバル R1 S&スバルR2 S×総額100万円以下×CSA保証車
※プランでCSA保証を付けた場合、総額100万円を超える場合があります